2021年6月11日号 Vol.399

世界最大の「ハリポタ」店オープン
ホグワーツで人気の「バタービール」も
「ハリー・ポッター・ニューヨーク」

世界最大の「ハリ・ポッター」ニューヨーク店 (All Photos courtesy of Harry Potter New York)

「ハリー・ポッター」(以下ハリポタ)のフラッグシップ・ストアが6月3日(木)、マンハッタンのフラットアイアン地区にオープンした。映画「ハリポタ」シリーズと、「ファンタスティック・ビースト」関連アイテムを集めたもの。およそ2万1000スクエアフィートの店内は3階構造、15のテーマで分けられ、さまざまなグッズを販売。品揃えは他のテーマパーク店よりも多く、店内商品の約20%がニューヨーク限定品だ。

ここではいくつかの「見どころ」を駆け足で案内しよう。



正面入口の頭上では不死鳥のフォークスが来場者をお出迎え=写真①=。店内至るところに、映画で使用されたアイテムを含む1000点以上の小道具が展示されている。ヴォルデモートが作った分霊箱、トム・リドルの日記、レイブンクローの髪飾りなど、それぞれのシーンが甦る。

①正面入口で飛ぶ不死鳥のフォークス (All Photos courtesy of Harry Potter New York)

ハグリッドのブーツを履いたり、魔法省への入口となる赤い電話ボックスなどが撮影スポット。さらに、中央の螺旋階段ではグリフィンが回転=写真②=。映画とは「回転ぶり」が異なるものの、ロンドンで保管していたオリジナルの型から制作された像が、人々を見守る。

②螺旋階段で回転するグリフィン (All Photos courtesy of Harry Potter New York)

ハリポタに欠かせない魔法の杖を集めたコーナー「ウィザーディング・ワールド」=写真③=では、約50種類の杖を用意。中でも「ゴールデン・スニッチ・ワンド」はNY限定アイテムだ。

さらに、記憶を可視化し保存ができる魔法の水盆「憂いの篩(ペンシーブ)」を連想させるインタラクティブなテーブルでは、選んだ杖を試すことが可能。杖の先から落ちる魔法や伝承が明らかになる。

③魔法の杖を集めたコーナー「ウィザーディング・ワールド」 (All Photos courtesy of Harry Potter New York)

「ハニーデュークス」のコーナーでは、「バーティボッツの百味ビーンズ」や「蛙チョコレート」など、魔法界で人気のお菓子が販売。

さらに、ホグワーツ生徒や教師に愛される「バタービール」(ノンアルコール)が飲めるカフェが併設。特製ジョッキでサーブされる「ドラフト・バタービール」=写真④=、「バタービール・アイスクリーム」、瓶詰めの「バタービール」の3種類。味は爽やかで甘い「バタースコッチ・キャンディ」だそうだ。フクロウのヘドウィックやカエル型のカップケーキなども楽しめる。

④特製ジョッキでサーブされる「ドラフト・バタービール」 (All Photos courtesy of Harry Potter New York)

現在準備中だが2つのVRアドベンチャーも見逃せない。「カオス・アット・ホグワーツ」では、ホグワーツ城での秘密を探し、「ウィザーズ・テイク・フライト」では、ロンドンやホグワーツ城の上空でほうきに乗り、死喰い人と戦うスリルが体験できる。オープンは今夏を予定。

同店では混雑を避けるため入場人数に制限を設けている。予約は必要ないが、定員オーバーの場合は店頭に用意されたQRコードをスマホでスキャンすることで、入店可能になった時点で通知される。ただし、上限に達した場合は入店できないため、早い時間での来店がおすすめだ。また、マスク着用を義務付けている。

コロナ禍で開店延期となっていたハリポタ・ニューヨーク店で、ウィンガーディアム・レビオーサ!(浮遊せよ!)


Harry Potter New York
■住所:935 Broadway
■営業時間:
月〜 土: 10:00am〜9:00pm
日:11:00am〜7:00pm
■Tel: 844-762-4769
www.harrypotterstore.com


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