2023年06月09日号 Vol.447

新作ワーク・イン・プログレス公演
エクスティンクション・リチュアル - 絶滅の儀式

(左から)ヒメナ・ガルニカ/シゲ・モリヤ(Photo © Brandon Perdomo)、渡辺薫(Photo © Max Whittaker)、カロリーナ・オリヴェロス(Photo © Los Herederos)

ジャパン・ソサエティ(JS)が6月9日 (金)・10日 (土)、複合ダンスオペラ「エクスティンクション・リチュアル|絶滅の儀式」を上演する。

ブルックリンを拠点に、舞踏ダンス作品を作るヒメナ・ガルニカと、シゲ・モリヤ率いるアンサンブル「LEIMAY(レイメイ)」による最新プロジェクトだ。今回はその完成直前の作品状態を「ワーク・イン・プログレス」公演として上演する。

ガルニカとモリヤが演出・振付・デザイン(舞台美術・照明・衣装)を手掛ける作品で、ムーブメント、照明、ライブ音楽など、様々な要素からなる複合舞台作品だ。


この作品のテーマは、二人の故郷・日本(京都、北海道)とコロンビア(グアピ、ビジャ・デ・レイバ、シエラ・ネバダ)、そしてアメリカ(ニューヨーク)という3カ国6都市に、かつて存在した動植物や環境の絶滅・消滅に思いを寄せること。

またこの公演では、アカデミー賞ノミネート経験を持つ日系人作曲家・邦楽演奏家の渡辺薫と、コロンビア人作曲家・歌手カロリーナ・オリヴェロスが、この作品のために書き下ろした新曲をライブ演奏する。

渡辺の邦楽器とオリヴェロスの歌唱によるオリジナル・スコアが、LEIMAYアンサンブルのダンサーらの身体表現に一層の深みを与える。アンサンブルからの出演ダンサーは、浅原正則、アンへリカ・バーボサ、ダモンテ・ハック、アカネ・リトル、森祐介、イレナ・ロメンディック。

■6月9日(金)・10日(土)7:30pm
 ※終演後Q&A有り
■会場:Japan Society
 333 E. 47th St.
■チケット:一般$20、JS会員$16
■ボックスオフィス:TEL: 212-715-1258
japansociety.org/performing-arts


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