2020年6月5日号 Vol.375



IACE TRAVELに聞きました!

今年で創業50周年を迎えたIACEトラベルでは、ウェブサイトやフェイスブック、ラインを通して「明日へつなげる旅便り」と題した新型コロナウイルス渡航関連情報を発信中。同社に寄せられた質問とその回答から抜粋して紹介しよう。

IACEトラベル
新型コロナウイルスの影響による渡航情報(最新)
www.iace-usa.com/news/coronavirus


Q:日本へ帰国されている方は多いですか?
A:北米/日本間のフライトが1日数便に減っているため、1便あたりの搭乗率は約7割かそれ以上になることもあると、報告を受けています。

Q:アメリカの空港はどのような様子ですか?
A:空港利用者が大幅に減少したことで、ソーシャルディスタンシングが保たれています。チェックインカウンターでの特別な措置は実施されておらず、スムーズなチェックインが行われているとの報告を受けています。

Q:機内は感染しやすいですか?
A:航空会社からの報告によると、機内は空気循環設計がされていることに加え、消毒の徹底、機内乗務員のマスク・手袋の着用を徹底しているほか、可能な限り座席間にスペースを設けることで、安全面への配慮が実施されているそうです。

Q:日本人がアメリカから日本に入国する際、どのようなプロセスになりますか?
A:自宅、宿泊施設等での14日間(入国翌日から起算)の待機が義務付けられます。空港では、PCR検査が実施され、検査結果が出るまでの間、指定場所での待機が求められます。空港の検疫所では、質問表の記入、体温測定、症状の確認などが行われます。入国後は、公共交通機関の使用の自粛が求められます。詳細は外務省のHPをご参照ください。

Q:他国を経由して日本に帰ることは可能?
A:各国の乗り継ぎ/入国規制によって異なります。状況は流動的で、予告なく変更になる場合があるので、米国内での乗り継ぎ、もしくは直行便の利用が勧められます。

Q:日本を経由して他国に帰ることは可能?
A:日本からの入国が認められている国の場合は可能ですが、運航便があることを確認してください。

Q:ペット連れで日本に帰国する際、通常時の留意点以外に気をつけることはありますか?
A:日本に到着後、渡航者(飼い主)はPCR検査の結果判明までの間、空港または検疫所が指定した施設等で待機する必要があります。PCR検査の結果が到着日に判明しない場合に備え、ペットの引き取りにはあらかじめ代理人を立て、その代理人に到着日に空港に来てもらう必要があると、航空会社から報告を受けています。

Q:空港での検疫措置の流れを教えて下さい。
A:これまでの情報を収集・整理すると、降機時に乗客がグループ分けされ、順番にPCR検査を受けるようですが、公共交通機関以外の移動手段を確保している人が優先されています。日本入国者は全員がPCR検査の対象となります(国際線乗り継ぎ旅客者は対象外)。また、症状がない人で、入国後14日間の滞在場所が自宅以外の場合、検査結果が判明するまで空港内スペース、または検疫所が指定した施設等で待機することが求められます。PCR検査の結果判明まで1、2日かかるとされています。ただしこれらのプロセスは流動的で、予告なく変更となる場合もありますので、ご了承ください。

Q:PCR検査の結果を待つ間、空港内で食べ物は買えますか?
A:空港内店舗は休業、もしくは営業時間の制限中ですが、検査結果を待つ人のために軽食が提供されているとの報告を受けています。ただし、予告なく対応が変わることもあります。子ども連れの渡航の場合は、食べ慣れた軽食等を持参することを勧めています。

Q:航空会社のマイレージについて、何か特別な措置は実施されていますか?
A:各主要航空会社から、有効期限の延長が可能になったという報告を受けています。航空会社により延長期間は異なるため、詳細は各自ご確認ください。

Q:電子渡航認証システム「ESTA(エスタ)」で、日本からアメリカに入国できますか?
A:できます。

Q:ESTAでアメリカに滞在していますが、滞在許可期間中に出発できない可能性があります。滞在期間を延長することはできますか?
A:米税関・国境警備局(US Custom and Border Protection=CBP)は、査証免除プログラムを利用して米国に短期滞在する外国人渡航者(ESTA取得者)に向け、滞在許可期間の延長(Satisfactory Departure)に関する案内を発表しました。新型コロナウイルスに関連した渡航制限、フライトの欠航、発病により、米国から出国できない事情があると認められた場合、滞在許可期間の満了日から、さらに最大で30日間の滞在延長が可能です。「Satisfactory Departure」の申請は、滞在許可期間中に行う必要があります。
【参考】在ニューヨーク日本国総領事館/米国での滞在期限の延長について
www.ny.us.emb-japan.go.jp/oshirase

Q:日本からアメリカに帰ってきた人に対する入国制限はありますか?
A:米国各都市の空港における入国審査は、空港利用者が少ないことからも、通常時に比べ混雑状況は緩和されています。入国者全員を対象とした体温測定等の措置は実施されておらず、発熱などの自覚症状がある人のみを対象に、別室での追加質問、体温測定などが実施されています。また、米国疾病管理予防 センター(CDC)が日本への旅行健康情報をレベル3 (不要な渡航延期勧告) に引き上げたことで、日本からアメリカに入国する人を対象に、入国後14日間の自宅等での待機に加え、健康観察、公共交通機関・タクシーの利用、または自動車の相乗りを控えるよう求めています。状況は流動的なので、随時確認が必要です。

Q:日本到着後のホテルや移動手段を全く手配していない場合どうなりますか?
A:PCR検査にかなりの時間を要し、到着日には検査結果が出ない可能性もあります。(結果が出るまで、国が指定する宿泊先に滞在することが求められます) また、検査結果後の移動手段やホテルなどは、自身で手配する必要があるため、事前の予約をお勧めします。

Q:日本到着後に予約なしでもレンタカーは借りられますか?
A:現在、レンタカー数が不足しており、予約無しでは当日すぐに借りられない可能性があります。帰国前の予約をお勧めします。

Q:地方出身者なのですが、日本到着後の移動は?また、滞在先や移動手段の手配もお願いできますか?
A:政府が運航するチャーター機を除き、航空便を使った国内移動が出来ない状況です。そのため、到着空港からの移動手段が確保出来ない場合、入国後14日間(※)の滞在先と、滞在先までの移動方法も事前に確保する必要があります。

Q:新型コロナウィルスを理由に、購入した航空券の変更・キャンセルはできますか?
A:現在、日系航空会社は、搭乗期間が2020年6月末まで、米系主要航空会社は2020年9月末まで(※)を対象に、航空券の変更、またはキャンセル(払い戻し)を受け付けています。変更・キャンセル条件、またその可否は航空会社によって異なるので、詳細は各自お問い合わせください。
※ユナイテッド航空は、2020年3月2日までの購入、かつ、出発日が2020年6月1日~12月31日で、5月31日(日)までに変更、またはキャンセルした乗客を対象に、新しい旅程に変更する際の変更料を免除(航空券代金の差額は購入者の負担)。6月1日 (月) 以降は変更料(+航空券代差額)が生じます。

今後の状況により、内容が変更する場合もございます。ご旅行に関する商品やご不明点につきましては、IACE TRAVELまでお問合せ下さい。
Tel: 877-489-4223(24時間365日)
www.iace-usa.com



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