2020年6月5日号 Vol.375

マスクは「クール!」
コロナ禍でスタンダードに
NY州マスク着用CMコンテスト


1位の「We ♥︎ NY」


2位の「You Can Still Smile」


新たなCOVID-19感染者数や死者数が減少し、ビジネス再開に向けての動きが見えてきたNY州だが、専門家は声を揃えて、感染の「第2波」を警戒。ビジネス再開後も、予防として引き続き「マスク着用」「手洗い」「ソーシャルディスタンシング」を奨励する。

COVID-19感染者が増え始めた当初は「必要ない」とされていたマスク着用だったが、その有用性が証明されてからNY州では一転、義務化。今では「ノー・マスク、ノー・サービス」が一般的だ。州民に「なぜ、マスク着用が重要なのか」を伝えるため、「マスク着用ニューヨーク広告コンテスト(Wear A Mask New York Ad Contest)」が5月5日から開始された。600件を超える応募から5作品がファイナリストとして選出され、その中から一般投票で選ばれた1位と2位の作品が、州のコマーシャルとして使用される。

1位はバニー・レイク・フィルム制作の「We Love NY」。街の様子と、異なるアクセントで話すニューヨーカーを組み合わせた陽気な映像は、エッセンシャルワーカーを称える午後7時の「クラップ」がクライマックス。制作には10日程しかなく、「ニューヨークの多様性を捉えることが不可欠」だと考え、100人以上を撮影したという。
2位はナタリア・ブガデリスとエモリー・パーカーの「You Can Still Smile」。落ち着いた雰囲気の中、こちらもニューヨークの多様性を捉えている。

クオモ州知事は、「マスクを着けることは、カッコイイこと(COOL)だ。ニューヨーカーはすでにカラフルなマスクを持ち、外見とコーディネートしている」とコメント。これまでマスクに馴染みがなかったニューヨーカーに、引き続きマスク着用を促している。

コンテスト受賞作は以下で視聴可
coronavirus.health.ny.gov/node/2871



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