2019年5月31日号 Vol.350

92回目の命日に遠忌記念墓前祭
野口英世の功績讃え

NY野口英世記念会
記念会メンバーに加え各方面から多数参列


世界的細菌学者野口英世博士の功績を讃え、後世に伝えることを目的とするNPO団体「NY野口英世記念会」(会長:本間俊一、以下HNMS)は、92回目の命日・5月21日(火)、ブロンクスのウッドローン墓地で記念墓前祭式典を開催した。当日はメンバーのほか、メイン州からの参列者を含むおよそ40人が参加した。
HNMSは13年秋に発足。現在の墓標は、米国日本人医師会(ロバート柳澤会長)の有志らが修復。ほかにも医療の道を目指す中・高校生の育成と啓蒙、および日米教育・文化交流に関するさまざまなイベント、研究会などを企画。後進の指導、育成に力を注いでいる。
式典は加納良雄HNMS専務理事のあいさつで開始。本間会長(コロンビア大学教授)、続いて在NY日本国総領事館の阿部康次首席領事が挨拶した。博士が所属していたロックフェラー大学からティム・オコーナー副学長も駆けつけ、野口の偉大な功績を後世に伝える重要性を語った。また生誕地である福島県猪苗代の野口英世記念会八子弥寿男理事長からもメッセージが寄せられた。
今回は、野口英世奨学金の受賞者である大岸誠人医師(ロックフェラー大学)も参加。式典後はレセプションを開き、博士を偲んだ。


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