2019年5月31日号 Vol.350

第8回・五嶋龍音楽優秀賞
高校生3人へ奨学金授与
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五嶋龍音楽優秀賞
(左から)ジェシカ・サントーサさん、イザベラ・バウアーさん、五嶋、グエンドリン・シェイファーさん


クラシック音楽を学ぶNY市内公立高校生を対象に、奨学金を授与する「五嶋龍音楽優秀賞」の授与式が5月20日(月)、NY大学ジャック・H・スカーボール・センターで開催された。
同賞授与式は、83回目の開催となった「オール・シティー・ハイスクール・コンサート」の一環として行われ、今年で8回目。バイオリニストの五嶋龍がプレゼンターとして参加した。
当日は、学生たちによるオーケストラ、コーラス、マーチングバンド、ジャズ、ラテンなどが出演。満員の観客が見守る中、日頃の練習の成果を余すところなく披露、大歓声を浴びた。
「五嶋龍音楽優秀賞」は、この日のハイライト。最終プログラム直前に五嶋が登壇、授与式が行われた。「IACE奨励賞:500ドル」(石田圭子会長)は、フルートのジェシカ・サントーサさんへ、「レイコ・マキノ奨励賞500ドル」はバイオリンのグエンドリン・シェイファーさんへ、「リュージ・ウエノ財団賞:1000ドル」(上野隆司会長)は、ティンパニのイザベラ・バウアーさんへ贈られた。五嶋から生徒たちへ各賞が手渡されると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
五嶋は挨拶で、支援企業・個人に感謝の意を伝えるとともに、「時代を担う若い世代をサポート出来ることをとても嬉しく思います。これからも精進してほしい」と激励の言葉を贈った。
続いて、受賞者らが所属する「オールシティー・ハイスクール・オーケストラ」が登場、コンサートのフィナーレを飾った。


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