2022年5月27日号 Vol.422

野口博士を偲び墓前祭
奨学金の授与式も開催

参列した関係者ら

細菌学者、野口英世博士の業績を讃え、後世に伝えることを目的とし、2013年秋に発足したNPO団体「NY野口英世記念会=New York Hideyo Noguchi Memorial Society」(本間俊一会長、以下HNMS)は5月21日(土)、博士が眠るウッドローン墓地で95回忌記念の墓前祭を開催。博士の命日にあたるこの日、快晴に恵まれたこともあり多数が参列した。



博士の墓標は、米国日本人医師会(ロバート柳澤会長)の有志らが修復。また、HNMSは医療の道を目指す中・高校生の育成と啓蒙など後進の指導に力を注いでいる。

式典は加納良雄HNMS専務理事の挨拶で開始。本間会長(コロンビア大学教授)、続いて在NY日本国総領事館の森美樹夫総領事・大使が、博士の偉大な功績を後世に伝える重要性を語った。その他、博士縁の地、ガーナのダニエル・キングスレー駐米大使、メキシコのヴァネッサ・オルテガ氏も参列。博士の故郷・福島県の社団法人野口英世記念会・倉根一郎理事長から届けられた。メッセージを柳澤会長が代読した。

続いて「第5回NY野口英世記念奨学金」の受賞者、コロンビア大大学院に通う金井麻里子さんに目録を授与。式典後はレセプションを開き、博士を偲んだ。


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