2023年05月26日号 Vol.446

すべてがバービー・スタイル
ポップな70年代にダイブ
「マリブ・バービー・カフェ」

The Malibu Barbie Cafe, All photos courtesy of Mattel © 2023 Mattel

世界中で愛される着せ替え人形のバービー(Barbie)=表紙写真=をテーマにしたカフェ「マリブ・バービー・カフェ(Malibu Barbie Cafe)」が5月17日(水)、サウスストリート・シーポートにオープンした。7月21日(金)に公開予定の同名実写映画に合わせたもので、バービーの世界観を反映させたイマーシブなレストランだ。


1959年3月、アメリカのおもちゃメーカー「マテル社」が販売したバービー。本名はバーバラ・ミリセント・ロバーツで、設定は17歳、ファッションモデルだった。

金髪の白人女性だったバービーは、時代の変化とともに多様化。顔の形だけでなく、髪の色、体型、人種など、多くのバリエーションが誕生。職業も医師、エンジニア、科学者、アスリート、起業家など多種多様。公式発表によれば、バービーの履歴書には200以上のキャリアがあり、彼女が「プラスティックの天井」を破ったのは、アームストロング船長が月面に降り立つ4年前、宇宙飛行士として月に旅立った時だったという。

多様性を追求し、偏見と戦うことを掲げるマテル社は、近年、車椅子や義肢、補聴器を使用したバービーなども発表。今年4月にはダウン症のバービーを誕生させ、大きな話題になった。

①中に入ることが可能な「バービー・ボックス」 All photos courtesy of Mattel © 2023 Mattel

今回の「マリブ・バービー・カフェ」は、カリフォルニアのサーファーガールをイメージして1971年に販売された「マリブ・バービー」シリーズの世界観を投影。ピンクのヤシの木、カラフルなビーチチェア、大きなラジカセなど、ポップでレトロな空間すべてが「バービー・スタイル」。中に入ることが可能な「バービー・ボックス」=写真①=で、バービー気分(?)を体験だ。

②見た目も名前もユニークな料理 All photos courtesy of Mattel © 2023 Mattel

メニューは、FOXの料理番組「マスターシェフ」で準決勝に進出したベッキー・ブラウンが考案。グリルドチーズ「Live Your Dream」、パンケーキ「Pacific Paradise」など、ネーミングもユニーク=写真②=。目玉はピンクのビーツフムス「Good Vibes」。

ニューヨーク店に続き、6月7日(水)にはシカゴ店がオープンする。共に9月15日(金)までの営業。
入場は時間指定・前売予約制で、1セッション90分。バー席とテーブル席あり。詳細・予約はオフィシャルサイトで。

Malibu Barbie Cafe, New York
■5月17日(水)〜9月15日(金)
■会場:19 Fulton St.
■Single Bar Seat:$25〜
 Table for 2 :$50〜 
 ※2歳以下:入場無料
https://linktr.ee/barbiecafeofficial


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