2018年5月25日号 Vol.326

市内の小学校で「生け花」紹介
「ミドリ&フレンズ財団」


サクラの花を手にデモンストレーションを行う田村さん


バイオリニストの五嶋みどりが創立した「みどり&フレンズ財団」は5月15日(火)にイースト・ハーレム(38M)で、21日(月)にブルックリンの小学校(PS170K)で、「ジャーニー・トゥー・ジャパン」と題した「生け花」の実演を行った。
これは同財団が、芸術を通して創造性や感受性を高めるプログラムの一環として、ニューヨーク公立校の子供たちに無料で行っているもの。これまで参加した子どもの数は15万人以上にも及んでいる。
講師を務めたのは、草月流師範の田村波津枝(たむら・はづえ)さん。まず、はじめに日本がアメリカに贈った「サクラ」、アメリカが日本に贈った「ハナミズキ」にまつわるエピソードを紹介。続いて、花瓶に見立てたペットボトルを折り紙で飾り付け、いよいよ「生け花」がスタートした。
初めは大人しかったが徐々に興味が湧いてきた生徒たち。バランスや色を考え、「違う花が欲しい」と、それぞれが自分のイメージを「生け花」で表現。しばし日本文化を楽しんだ。


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