2018年5月25日号 Vol.326

三谷温ピアノリサイタル
亡き教え子の楽曲演奏



日本とヨーロッパで演奏活動をするピアニスト三谷温(おん)=写真=が、5月27日(日)、マンハッタンの劇場でリサイタルを開催する。
演目はモーツァルト、ベートーベン、ショパン、ブラームスほか。注目すべきは、亡き教え子であり天才と称された加藤旭くん作の楽曲を演奏することだ。
旭くんは、10歳までに480もの作品を作曲。2006〜08年、旭くんが6〜9歳の時、東京交響楽団が子供向けコンサートシリーズで、旭くんの作品を演奏している。14歳で脳腫瘍を患い、闘病の末16歳で亡くなった。生前の活躍は、テレビ朝日などでも紹介された。旭くんの作品はニューヨーク初演。
三谷は、2003年文化庁から初代文化交流使に任命され、ヨーロッパ各地で多数の演奏会を開き、マスタークラスで教えた。その経験を活かし、2014年一般社団法人アーツスプレッドを設立。監修する北海道帯広市「とかちっこ弦楽少年団」をモデルケースに、日本全国での子供の文化教育、環境向上のための活動を展開する。

■5月27日(日)3:00pm
■会場:Opera America Marc A. Scorca Hall
 330 7th Ave. 7th Fl.
■一般$30、子供$15(要予約)
■予約・問合せ:H&K ARTS management
 TEL: 917-482-1566
 Toshiko.nishino@handkarts.com



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