2018年5月25日号 Vol.326

八木監督「ビハインド・ザ・コーヴ」
捕鯨問題の謎に迫る
NYの映画祭でトップ40に



「ニューヨーク国際映画製作者映画祭(International Filmmaker Festival of New York)」が、5月25日(金)から29日(火)まで開かれる。
世界各国から約500の作品が集まった中から、日本の捕鯨問題反証映画「ビハインド・ザ・コーヴ〜捕鯨問題の謎に迫る〜」(八木景子監督、2015年、105分)がトップ40作品に選ばれ、5月28日(月)、ミッドタウンの劇場で上映される。

「ビハインド・ザ・コーヴ」は、日本の捕鯨・イルカ漁を批判した映画「ザ・コーヴ」に対する、日本側の主張をまとめた作品。「ザ・コーヴ」はアカデミー賞受賞映画だが、反捕鯨派のみの視点から作られた作品。八木監督が、それでは不公平だと、自費で製作したのが「ビハインド・ザ・コーヴ」で、2016年日本で上映され、話題を呼んだ。反捕鯨国であり、IWC国際捕鯨委員会本部があるイギリスの映画祭でも、このほど最優秀監督賞を受賞している。
国際捕鯨委員会の日本代表や、捕鯨推進派、捕鯨漁師、そして反捕鯨家にも取材をしている。捕鯨の歴史も交え、政府が長年袋小路に入ってしまった問題に鋭いメスを入れている。

映画祭のチケットは、映画1本から一日パス、映画祭を通したパスなど、15ドルから300ドル。

ビハインド・ザ・コーヴ
〜捕鯨問題の謎に迫る〜
■5月28日(月)1:00 pm
■会場:Producers Club Theaters
 358 W. 44th St.
■チケット:$15
http://iffny.com



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