2018年5月25日号 Vol.326

異色の芸術家・中島淳一
一人演劇「卑弥呼」
抱腹絶倒の講演会も 



異色の芸術家・中島淳一=写真=による一人演劇「卑弥呼」(主催:マイ・イベントUSA、後援:NY日系人会、NY日系ライオンズクラブ)が、6月6日(水)、日系人会ホールで開催される。中島のニューヨーク公演は今回で2回目。昨年は、日本クラブでの絵画個展に合わせて、「ゴッホ」を上演した。

今回の「卑弥呼」、舞台は弥生時代後期の日本。邪馬台国の女王卑弥呼が身籠り、イヨという娘を産む。男と生涯交わらない巫女(みこ)がなぜ身籠り子を産んだのか。卑弥呼は「神の子だ」と言う。しかし、卑弥呼の弟ユミナヒコは疑念を抱き、激しく対立する。折しも卑弥呼の神託が外れ、宿敵狗奴国に敗れた卑弥呼の戦士たちは身も心も傷つく。邪馬台国に未来はあるのか。
巫女によるシャーマニズム支配を倒し、理性的、近代的な国造りを目指す弟ユミナヒコと、卑弥呼らが繰り広げる勢力争いを、中島が一人四役で熱演する。

公演後は、中島による講演会。体験談を交えての語りは、抱腹絶倒間違いなし。
中島は、佐賀県唐津市出身。1975~76年アメリカのベイラー大学留学中に絵を描き始め、各国の絵画展で入賞。86年から脚本・演出・主演の一人演劇を開始する。「砂漠の商人」「信長」「釈迦」「ナザレのイエス」など40作、上演回数は1500回を超える。劇団エーテル主宰。

■6月6日(水)6:30〜8:00pm
■会場:NY日系人会館
 49 W. 45th St., 11th Fl.
■一般$40、日系人会会員・学生$30
 (飲み物、軽食込み)
■申込み、問合せ:info@myeventusa.com
 TEL: 347-674-5614



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