2020年5月22日号 Vol.374

JAA「弁当プロジェクト」
シニアの孤独感やわらげ
地域拡大のため更なる支援を


サンライズマートの好田さん


クイーンズ地区配達のボランティア。べんと・おんの前で


ニューヨーク日系人会(JAA)が主動する「弁当プロジェクト」が5月4日からスタート。新型コロナウイルス感染対策による自宅待機が続く中、外出できないシニア宅へ毎週一回、ボランティアによる弁当配達が続いている。

日系グローサリーストアの「サンライズマート」から「シニアの方に何かをしたい」という申し出がきっかけで、そこに「伊藤園」が参加。主旨に賛同した「べんと・おん」が協力し、毎週およそ100人のシニア宅へ、弁当とお茶、お菓子、手製のマスクなどが届けられている。この活動は同時にシニアの安否確認にもなり、その孤立感や孤独感を和らげるために一役買っている。野田JAA事務局長は、「お弁当を受け取った皆様から、お礼の電話やメールが沢山寄せられています。ご支援頂いた企業と配達ボランティアの方々には感謝しかありません。ありがとうございます」とコメント。

5月18日現在の配達地区は、マンハッタン、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、ルーズベルトアイランドのみ。JAAでは今後、配達地域をさらに拡大し、もっと多くのシニアへ弁当を届けたいという。「長期的に、さらに広範囲で同プロジェクトが行えるよう、更なるご支援をお願いいたします」と、コミュニティーへの協力を求めた。支援者(社)およびボランティア希望者は、JAAまで連絡を。

「弁当プロジェクト」
問合せ・申込み:NY日系人会
担当: 野田JAA事務局長
TEL: 212-840-6942
noda@jaany.org



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