2019年5月17日号 Vol.349

第47回米国日本人医師会晩餐会
15人の研究者、医学生に奨学金
五嶋龍も演奏披露

第47回米国日本人医師会晩餐会
JMSA 奨学金2019 受賞者およびJMSA役員

第47回米国日本人医師会晩餐会
演奏直後の花束贈呈で(左から)パクホモフ氏、五嶋龍氏、ルケーラスはなさん、金原聡子医師(写真提供:JMSA)

第47回米国日本人医師会晩餐会
加納事務局長(左から2人目)へ特別校功労賞


米国日本人医師会(JMSA)の第47 回年次晩餐会が、5月10日、市内のメトロポリタンクラブで開かれた。日系医療関係者ほか、JMSAの活動を寄付によって支える日系企業などが集まった。この晩餐会のチェアパーソンは、加納麻紀医師と金原聡子医師。司会は、FCIの久下香織子アナウンサーが務めた。
久下アナウンサーの紹介で、バイオリニストの五嶋龍氏が登場し、華やかに晩餐会の幕を開けた。7歳で演奏家としてデビューして以来、世界中で活躍し、ニューヨークでは地元の公立高校生に奨学金を授与する活動もしている五嶋氏。この日はピアニストのマキシム・パクホモフ氏の伴奏で、セルゲイ・プロコフィエフのバイオリンソナタ第二番ニ長調作品94第一楽章他、全4曲を演奏した。
続いて、JMSA会長・柳澤貴裕医師と、在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二大使が挨拶した。
カマール・ラマニ医師は、東北からの医療レジデント教育プログラムについての紹介と、活動報告を行った。東日本大震災直後、JMSA医師団が現地に医療ボランティアに赴いており、このプログラムは被災地支援の流れで始まったもの。ラマニ医師はプログラムの代表として、これまでずっと若い医師のニューヨークへの短期研修を指導してきた。
例年通り、JMSA医学奨学金の授与式が行われ、日米の医療分野で研究を行う14人の医学生、医師、研究者らに奨学金が授与された。
最後に、晩餐会開催に奔走したJMSA事務局長の加納良雄氏へ、特別功労賞が渡された。

2019年JMSA医学奨学金を授与された医師、医学生は以下のとおり。
▼本庄JMSA奨学金=山田麗(医学生、トーマス・ジェファーソン大学)、サム・ラシュコビッチ(医学生、ワイル・コーネル医科大学)、筒井奨(医学生、バージニア大学)
▼村瀬九郎医師JMSA奨学金=林玲匡医師・博士(ポスドク・リサーチ・フェロー、メモリアル・スローン・ケタリング)
▼三井USA・JMSA奨学金=ダニエル・エブナー(医学生、ブラウン大学)、ニコラス・ラブ(医学生、スタンフォード大学)▼ニッポン・ライフJMSA奨学金=ガズナヴィ・サイラス(医学生、ワシントン大学)、海法悠医師(ポスドク・リサーチフェロー、フィラデルフィア・チルドレンズ・ホスピタル)
▼西岡JMSA奨学金=本間絵理(医学生、ジョージ・ワシントン医科大学)、森口陸(医学生、アルバート・アインシュタイン医科大学)、田辺美穂子(医学生、フィラデルフィア・カレッジ・オブ・オステオパシック・メディスン)
▼レイモンド関口医師・JMSA奨学金=石塚まき医師(ポスドク・リサーチフェロー、フィラデルフィア・チルドレンズ・ホスピタル)、渡邉伊知郎医師(リサーチ・フェロー、フィラデルフィア・チルドレンズ・ホスピタル)
▼トヨタJMSA奨学金=アリエル・清美・ダウード(医学生、コロラド大学)、田畑美香(医学生、スタンフォード大学)


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