2021年5月14日号 Vol.397

トライステートでの経済再開
5月19日から“ほぼ”全面的な復活

April 21, 2021- Test run of Reimagine Graphics in Times Square

ニューヨーク・ニュージャージー・コネティカット州が揃って、5月19日から経済活動をほぼ全面的に再開すると、5月3日アンドリュー・クオモNY州知事が発表した。その前の週、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長が「7月1日の経済全面再開を目指す」とし住民を驚かせたが、クオモ知事の発表はその上を行く再開日程。夏に向けて「パンデミック明け」が急ピッチで進んでいる。



クオモ知事による5月中旬からの経済の「ほぼ全面」再開の内容はざっと以下の通り。これらも流動的であることは言うまでもない。

●5月10日から
アウトドアの集まりの人数制限を500人まで拡大

●5月15日から
ニューヨーク市内スポーツジムの収容制限を50%まで拡大

●5月17日から
ニューヨーク市の地下鉄を24時間運行に戻す。同時に、レストラン&バーのアウトドアダイニングエリアは、深夜12時以降も営業できるようになる

●5月19日から
・レストランやバー、小売店、美容院などでの人数制限を排除。100%の収容可能人数で営業できるが、6フィートの距離を保つことが条件
・ヤンキースタジアムとシティフィールドで、ワクチン接種証明を条件に100%収容セクション設置(マスク必須)
・住居の裏庭などにおけるアウトドアでの集まりの人数制限は排除
・家屋内での集まりの人数制限を50人までに拡大
・コンサートなど大規模な屋内イベントの人数制限を30%まで拡大
・アウトドアコンサートの場合は33%まで拡大
・ニューヨーク州では、インドア・アウトドア共に、大規模イベントに参加する人は、ワクチン接種の証明書か、直前のPCR検査で陰性だったことを証明する書類を提出しなければならない。
・ブロードウェイは9月14日から100%収容で再開

また、9月からの新学年開始時には対面授業となるが、SUNYとCUNYでは学生はワクチンを接種していることが授業復帰の条件となる。その他、詳細は州のサイトなどで確認を。

■NY州経済再開H P
https://on.ny.gov/3eZMtou

■NY市のコロナ対策HP
https://www1.nyc.gov

■CT州経済再開HP
https://portal.ct.gov

■NJ州経済再開HP
https://covid19.nj.gov


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