2022年5月13日号 Vol.421

備前焼・金重家、萩焼・三輪家の合同展
5月17日から
アッパーイーストの画廊で

(左)三輪休雪「白い夢」/(右)金重晃介「備前 耳付花入」

日本を代表する焼き物・備前焼の金重家と萩焼の三輪家の展示会が、5月17日(火)から6月30日(木)まで、アッパーイーストサイドの画廊ジョーンBマービス・リミテッドで開催される。

無釉である備前焼とは対照的に、白くクリーミーな釉薬がかかった萩焼。この2つの焼き物は対極にあるように見えるが、美意識には共通するものがあり、二つを合わせて見ることにより、日本の焼き物の魅力を再発見できるというのが、この合同展の趣旨。


何百年も連綿と受け継がれる技法や、作陶の心。萩の三輪家と備前の金重家は、いわばそれぞれの焼き物の代表者であり、先代の作品に甘んじることなく、陶芸の可能性を広げている。

十代三輪休雪(休和)と、金重陶陽は共に、川喜田半泥子のからひね会に加わり、焼き物がまだ売れなかった厳しい時代を共に闘い抜き、現代陶芸界の礎を作った、いわば戦友。そうした深い縁も作品を通して感じることができるかもしれない。

開廊は平日午前11時から午後5時まで、予約不要。

■5月17日(火)〜6月30日(木)
■会場:Joan B. Mirviss Ltd
 39 E. 78th St. # 401 (bet. Park & Madison Aves.)
■TEL: 212-799-4021
info@mirviss.com
www.mirviss.com


HOME