2022年5月13日号 Vol.421

JSグローバス映画シリーズ
沖縄に焦点当てた作品を紹介
JS劇場上映とオンラインで

Paradise View © Osamu Muranaka

ジャパン・ソサエティー(JS)が、グローバス映画シリーズの一環として「沖縄のビジョン:シネマティック・リフレクションズ」と題した上映会を、5月13日(金)から6月3日(金)まで開催する。

1972年沖縄の施政権が米国から日本に返還されてから50周年の今年、さまざまな角度から沖縄に焦点を当てた映画を紹介していく。歴史的、政治的、文化的側面から沖縄に迫る。

72年から96年までの制作映画5作品をJS劇場で上映し、このうち1作品と、72年前後に制作されたドキュメンタリー2作品をオンラインで上映する。



返還前後に制作された作品や、返還後の生活を描いた作品に特化し、沖縄出身の監督作品、日本本土の制作作品、上映が稀なドキュメンタリー作品などを紹介することで、アイデンティティや人種、国境といった問題について考える機会を作る。

オープニング作品は、沖縄出身の髙嶺剛監督・脚本の「パラダイスビュー」(85年)。5月13日(金)の上映後には、レセプションも開催する。

そのほか、劇場上映の作品は高嶺監督の「ウンタマギルー」、大島渚監督の「夏の妹」、中島貞夫監督の「沖縄やくざ戦争」、クリス・マルケル監督の「レベル5」の5本。

オンライン上映は、「パラダイスビュー」=写真=と、70年代日本のドキュメンタリーを牽引したNDU日本ドキュメンタリストユニオン)によるレアな2作品「沖縄エロス外伝 モトシンカカランヌー」と「アジアはひとつ」。

全作品リストと詳細はオフィシャルサイトで。

■5月13日(金)〜6月3日(金)
■会場:Japan Society:333 E. 47th St.
■オンライン上映視聴リンク:https://film.japansociety.org
■JS上映:一般$15、JS会員$10
■オンライン上映:$10(上映3作品全てのパスは$24)
■ボックスオフィス:TEL: 212-715-1258
www.japansociety.org


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