2018年5月11日号 Vol.325

親子で楽しむアナログ文化
子ども向け「生け花教室」
講師にロジャース田村波津枝


NY市内の公立校で子ども達に生け花を教える田村氏


草月流師範理事のロジャース田村波津枝(波節)が5月12日(土)と6月16日(土)、子どもを対象にした「生け花教室」を日本クラブで開催する。奨励年齢は6歳から。
生まれた時からインターネットやパソコンに囲まれて育ってきた「デジタルネイティブ」の子ども達は、SNSの普及により友達との遊び方も大きく変化している。レストランなどでも、それぞれがスマホに見入り会話をしない家族連れを目にすることも少なくない。
そんな光景を目にした田村さんは、「デジタルには良いところが沢山あります。ですが、たまにはモニターを離れ、実際に『生きている花』を手にとって、自然を実感してみることも大切だと考えています」と話す。田村さんは年に数回、「みどり&フレンズ財団(五嶋みどり主宰)」のプログラムの一環としてニューヨーク市内の公立校へ赴き、子どもたちに「いけばな」の楽しさを教えている。「最初は戸惑う子どもたちですが、クラスが終る頃には、互いの作品を見合いながら楽しそうにおしゃべりしています。自分の手で花を触り、匂いをかぎ、自由に組み立てていく。『いけばな』というアナログな文化を、ご家族揃って体験していただければと思います」。尚、9月からは毎月行う予定。

■5月12日(土)2:00pm-4:00pm
■6月16日(土)2:00pm-4:00pm
■会場:日本クラブ
 145 W. 57th St.
■$30+花代
■申込み・問合せ: 212-581-2223
culture@nipponclub.org


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