2020年5月8日号 Vol.373

シニアに無料で弁当配達
JAA、サンライズ、伊藤園が協力


届けられたお弁当


ニューヨーク日系人会(JAA)、サンライズマート、伊藤園が協力し、新企画「弁当プロジェクト」を立ち上げた。新型コロナウイルス感染対策による自宅待機が続く中、シニア(65歳以上)と、障碍のあるJAAメンバーの希望者に、毎週一回、弁当を配達するというもの。サンライズマートから「シニアの方に何かをしたい」と、日系人会に申し出があったことがきっかけだ。サンライズマートからは弁当が、伊藤園からはお茶が寄付され、配達はボランティアが無料で行う。対象地域は、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクスなどで、5月4日の初回は、マンハッタンとブロンクス、7日はクイーンズとブルックリン、ルーズベルト・アイランド在住の希望者へ弁当が届けられた。

「弁当プロジェクト」を行うにあたり、JAAはメールか電話で対象となるメンバーに個別連絡を入れ、希望を聞く。名前、住所、連絡先をサンライズマートやボランティアに伝えるので、その情報開示承諾を得てから、プロジェクトが始まる。配達ボランティアは、JAAメンバーや日本人コミュニティーから募り、個人情報を厳守できる者のみを選ぶ。全員がマスク、手袋を着用し、利用者が安心して弁当を受け取れるように配慮する。

JAAでは今後、支援の輪が広がれば、拡大していきたいと考えている。「弁当プロジェクト」に関する質問・申込みは日系人会事務局(別記)まで。

「弁当プロジェクト」
問合せ・申込み:NY日系人会
担当: 野田JAA事務局長
TEL: 212-840-6942
noda@jaany.org



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