2020年5月8日号 Vol.373

人々への感謝と、未来への希望
「街へのメッセージ」


「Our future is in our hands」のメッセージを背景にしたジペン・ズーの作品 All photos courtesy of Times Square Arts


医療従事者をモチーフにしたエーデル・ロドリゲスの作品


20人以上のアーティストやデザイナーが手掛けたメッセージ=表紙写真=が4月17日から、NY市内約1800のデジタル・ビルボードに表示されている。タイムズ・スクエアやリンカーントンネルの巨大なデジタル・ビルボード、LinkNYCキオスクをキャンバスにしたパブリック・アート・プロジェクトだ。COVID-19の最前線で奮闘する人々に感謝の気持ちを伝えようと、タイムズ・スクエア・アーツ(TSA)と、ポスター専門ミュージアムの「ポスター・ハウス」が企画。ビルボードカンパニー「フォー・フリーダムズ」と、「プリント・マガジン」が協力して、「街へのメッセージ(Messages for the City)」を発信している。

COVID-19で自宅待機が続くニューヨーク。通りを行き交う人や車は少ないものの、医療従事者を含む多くの人々が、街を安全に維持するため、日々働いている。
「アーティストたちと共に、市内全域と世界中に響き渡るメッセージを送りたいと考えました。自らを危険にさらしながらも働く人々に感謝すると同時に、私たちは必ずこの危機から立ち直るという未来への希望です」とTSAのディレクター、ジャン・クーニー氏。全作品は、TSAのウェブサイト(別記)で観ることができる。

Messages for the City
arts.timessquarenyc.org



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