2021年4月30日号 Vol.396

緊縛フェティッシュがテーマ
日本人ダンサーKAORU主演
新スタイルのショー「リフレクションズ」

Photo by Daniel D'Ottavio, courtesy of REFLECTIONS

新スタイルのショー「リフレクションズ(Reflections)」が、4月22日(木)から5月27日(木)までの毎週木曜(全6公演)、マンハッタンのノーホーにある劇場で開催されている。日本人ダンサーKAORU=写真=が、主人公「KAORI」役で出演している。

「リフレクションズ」は、緊縛(きんばく)フェティッシュをテーマにしたストーリーテリングと、パフォーマンスを組み合わせた新しいスタイル。観客は舞台を見ながら、その内容に即した食事を楽しみ五感を高めるという、新しいスタイルのエンターテイメントだ。会場は、「バーレスクショーの聖地」である「Duane Park」。

近年、緊縛はニューヨーク市でちょっとした注目を浴びている。グッゲンハイム美術館では、バレエと緊縛を融合させたパフォーマンスが行われたほか、2年前にミュージアム・オブ・セックスで、日本の現代写真家・荒木経惟(あらき・よしのぶ)展が催されている。その時は日本から緊縛師が招かれ、パフォーマンスやワークショップも行われ大盛況だった。



「今や『Kinbaku』や『Shibari』が、多くの外国人に通用するようになってきたことを感じている。海外では、縛られた縄の美しさに注目し、パフォーマンスとして昇華させたステージや、サーカスのようにアートとして楽しむ方が多いように思います」と主役を演じるKAORUは話している。

ショーは21歳以上が対象。ヌードや、人によっては過激に感じるかもしれない内容。「エンターテイメントの最先端であるニューヨークに、こうした前衛的・刺激的なショーが戻りつつあること、そして今回は唯一の日本人キャストとして出演できることを嬉しく思う」とKAORU。

食事込みで決して安価ではないが、ニューヨークならではのナイトライフ&エンターテインメントだ。ドレスコードは「スマート・イブニング」。決してジーンズにスニーカーや、ビーチサンダルなどでは行かないよう注意。

Reflections
■4月22日(木)〜5月27日(木) までの木曜日のみ
 開場:7:00pm、開演:7:30pm
■会場:Duane Park
 308 Bowery (bet. E. Houston & 1st St.)
■TEL: 212-732-5555
■予約サイト:https://www.cocoondark.com
■チケット:
①一人$225(4コースの食事付き、ドリンク/税/チップ別
②$650(2人用4コースの食事+シャンペン1本、その他のドリンク/税/チップ別)
■ドレスコード:スマートイブニング、21歳以上、要ID




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