2021年4月30日号 Vol.396

NY恒例のアートフェア
対面とバーチャルで開催
「フリーズ・ニューヨーク」

Photo by Iwan Baan

ニューヨーク春の恒例アートフェア「フリーズ・ニューヨーク」が5月5日(水)から9日(日)まで、ハドソンヤードの「ザ・シェッド」を会場に開催される。2011年からランドール島で行われてきた同フェスティバルは、世界トップクラスの最新アートを展覧会形式で観賞できる人気のフェアだ。



10回目を迎える今回は60を超えるギャラリーがブースを出展。コロナ禍の影響で会場規模を縮小し、ブース出展のほとんどがニューヨーク州内のギャラリーとなるものの、同時にオンラインで観賞する「フリーズ・ビューイング・ルーム」が設置される(5月14日まで・観賞はチケット購入者のみ)。オンラインでは160を超える出展リストが発表されているほか、アーティスト・トーク、没入型インスタレーション、拡張現実など「例外的な」プログラムを用意。国際的に往来できない観客とギャラリーを繋ぐ。

会場での展示テーマは、人種、人権、正義を理解する上で芸術の役割を問いかける「ビジョン&ジャスティス・プロジェクト」と、その創設者のサラ・エリザベス・ルイス教授を称えたもの。参加ギャラリーは、独自のデジタルトークや展示、対面イベントを通して、その思想を伝える。


Frieze New York
■5月5日(水)〜9日(土)
■会場:TheShed:
 545 W. 30th St.
■一般$50〜、学生/2歳以上$35〜
https://www.frieze.com/fairs/frieze-new-york


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