大震災から１年後、人生が一変した３人…
心のトラウマから希望を見出す
英語上演「部屋に流れる時間の旅」

（左から）本田真歩、川久幸、篠原憲作

プレイカンパニー制作の舞台「部屋に流れる時間の旅」(岡田利規作、小川彩翻訳、ダン・ローゼンバーグ演出)が、5月10日(木)から6月10日(日)まで、ミッドタウンウエストの劇場で上演される。
同作は2016年京都で、岡田の劇団チェルフィッシュと、海外8都市のプロデューサーとの共同制作で初演された後、ヨーロッパ各都市をツアー。今回は、新演出による英語上演で、アメリカで初上演となる。
東日本大震災後の福島を舞台にした幽鬼な作品で、ニューヨークを拠点にする日本人俳優が主演する。川久幸(帆香役)、本田真穂(ありさ役)、篠原憲作(一樹役)の3人をめぐる、ラブストーリーであり、ゴースト・ストーリーだ。
大震災から1年後、人生が一変してしまった3人は何を求めるのか。新しい人生に踏み出すことができるのか。震災という大きな衝撃の陰に埋もれてしまった、他愛のない、個人的で、破片のような出来事に光を当てる。
作品は、福島の災害に対する岡田の意思表示であるとともに、人が心のトラウマから希望を見出し、変化に対応して生きていくというユニバーサルなメッセージも含んでいる。
プレイカンパニーは、米国内外から国際色豊かな新作をプロデュースしている。岡田の作品は3作目。5月12日(土)の公演後は、岡田も舞台に上がり、観客とのディスカッションの時間が設けられる。

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ウェブサイトでチケット購入の際、プロモーションコードSpecial30を入力すれば、一般35ドルが30ドルで購入できる。

■5月10日(木)〜6月10日(日)
■会場：the A.R.T./New York Theatres
　Mezzanine Theatre
　502 W. 53rd St.
　(just off 10th Ave.)
■一般$35(プレミア$45）
　団体(10人以上)$15
　学生(要ID)$15
■TEL: 866-811-4111
■チケット購入サイト：playco.org

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