2018年4月27日号 Vol.324

西田翔冠・個展
愛猫描いた作品群


福井江太郎「Flightless #25」


ブルックリン在住の画家・西田翔冠(Yookan Westfield)の個展が、4月24日(火)から5月19日(土)、チェルシーのギャリーで開催されている。題して「Cat, cat, cat "Peaceful/Tedious Life": Paintings」。
西田は、金沢美術工芸大学と武蔵野美術大学院を卒業、ニューヨーク・スタジオ・スクール・オブ・ドローイング、ペインティング&スカルプチャーを修了。現在ブルックリンで、オスの「オレンジ」、メスの「グレイ」という名の、いずれも4歳になる猫2匹と暮らしている。
今回の個展は、タイトルからも分かるように、この愛猫2匹を描いた作品群が展示されている。多くの作品は、窓際に寝たり座ったりしている猫の姿を、窓枠とその向こうに見える風景をも含めて描いたもの。
「オレンジ」と「グレイ」の背後、窓越しに見えるビルや空、海。遠くには自由の女神も。中には、ネオン輝く日本の街が風景の作品もある。1日の中で移りゆく時間、1年の季節、その時間の移り変わりの中で、異なる色や表情を見せる風景。朝の太陽、夕方沈みかける太陽、夜の闇に浮かぶ月――それぞれの色をバックに、猫のオレンジとグレイが語りかける「Peaceful/Tedious Life」。

■4月24日(火)〜5月19日(土)
 火〜土(毎土曜作家在廊)
■会場:Prince Street Gallery
 530 W. 25th St., 4th Fl.
 TEL: 646-230-0246
princestreetgallery.com



HOME