2018年4月27日号 Vol.324

地下鉄がラビリンスに
ボウイの限定メトロカードも
「デヴィッド・ボウイ・サブウェイ・テイクオーバー」


駅名と名前をもじったユニークな看板(All Photos by KC of YOMITIME)


鋤田正義・撮影(1973年)


ジョン・レノンとデヴィッド・ボウイ(1975年)


マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ(1974年)


限定メトロカードのデザインは5種類


地下鉄「ブロードウェイ・ラファイエット」駅で、故デヴィッド・ボウイをフィーチャーしたユニークな展示「デヴィッド・ボウイ・サブウェイ・テイクオーバー」が、4月17日(火)から始まり、5月13日(日)まで開催されている。
同企画は、MTAと、音楽ストリーミングサービスを展開する「スポティファイ(Spotify)」のコラボで、現在、ブルックリン美術館で開催中の回顧展「デヴィッド・ボウイ・イズ」(7月15日まで)にインスパイアされたもの。駅構内には、1970年代のカーネギーホールでのパフォーマンス、1973年にミッドタウンのRCAスタジオで撮影された「スペース・ オディティ」、ボウイ手書きのメッセージなど、ニューヨークとそのキャリアを紐解く内容で、彼を撮影しつづけたカメラマン鋤田正義氏の写真も見られる。「ブロードウェイ・ラファイエット」駅は生前、ボウイが住んでいた家と数ブロックの距離ということもあり、縁の地を記した「ネイバーフッド・マップ」も案内されている。
同時にMTAでは、25万枚限定でボウイのメトロカードを販売。ブルックリン美術館での展示作品から5点を印刷したもので「ブロードウェイ・ラファイエット」駅と「ブリーカー・ストリート」駅構内数ヵ所の自動販売機で5月13日まで販売している。1枚6ドル50セントだが、すでにオークションサイトでは高値で取引されており、レアなアイテムを入手しようと連日長蛇の列。カードデザインはランダムに提供されるため、全種入手は至難の業。売り切れた場合、@NYCTSubwayで案内される。

遺作「ラザラス」上映

デヴィッド・ボウイが最後に携わったミュージカル「ラザラス」の特別上映会が5月2日(水)、ブルックリンのキングス・シアターで行われる。物語は、ボウイ主演映画「地球に落ちて来た男」(1976年)の続編で、ボウイ数々のヒット曲が、スクリーンに蘇る。

David Bowie Subway Takeover
■5月13日(日)まで
■会場:地下鉄B、D、F、M、6ライン
「Broadway-Lafayette」駅


★ブルックリン美術館での展示は7月15日(日)まで

Lazarus
■5月2日(水)8:00pm
■会場:Kings Theatre
1027 Flatbush Ave., Brooklyn
■$45〜
www.kingstheatre.com



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