2018年4月27日号 Vol.324

ライオンズクラブ、ウェストポイントツアー
サンドハースト競技会を見学


日本語クラブに教材、文具を寄付


米澤3等陸佐(左)と留学中の防衛大学生、日系の士官候補生学生ら』


競技後、応援への感謝を述べる防衛大チーム


雪辱を誓う山下キャプテン


ライオンズからの差し入れ"栄養ドリンク"


女性メンバーには、ケーキを贈った


学生らと共に記念撮影


NY日系ライオンズクラブは、NY歴史問題研究会の後援を得て4月14日(土)、ニューヨーク州ウェストポイントにある陸軍士官学校(通称:ウェストポイント)への見学ツアーを開催。50人が参加した。

今回のツアーは、2015年の戦後70周年企画で訪れて以来2回目。様々な施設の見学はもちろんのこと、懇親会として、陸上自衛隊から教官として派遣されている米澤剛3等陸佐、留学中の防衛大学生、日系の士官候補生学生らとランチを楽しんだ。

同校には有志たちで結成された「日本語クラブ」が存在。また毎年、学生が日本を訪問するなど、日米交流も活発だ。ライオンズは「日本語クラブ」へ、日本語教材などの寄付を行った。

今回の見所はサンドハースト競技会。イギリスのサンドハースト王立陸軍士官学校から派遣されていた教官の発案により、1967年からウェストポイントで毎年行われている士官候補生の競技会。小銃射撃、ボート漕ぎ、戦闘水泳など、二日間昼夜兼行。実戦と同じ多様な状況の中、磨きあげた技量を発揮し、どの士官学校が世界最高なのかを競うもの。今年は64チームが参加、日本からは防衛大学校チームがエントリーした。ツアー一行は最終種目(水や物資の運搬)の模様を見学。重い物資を抱えながらも、懸命に前進する学生らを、日章旗を掲げて応援した。防衛大学校チームは総合35位、チームワークの良さが光っていた。

競技後、しばしの交流会を開催。学生らは疲れも見せず参加し、応援に感謝の意を表明。ライオンズは、スポーツドリンクなどの差し入れを贈呈し、学生らを労った。チームキャプテンの山下諒太君は、「今回の結果を踏まえて、弱かったところを強化して来年はもっと上を目指したい」と雪辱を誓った。

今回の訪問は、校内だけでなく競技会の見学など内容も充実。参加者らは来年の開催への期待を胸に帰路に就いた。

なお参加費は経費を除く全額が、ニューヨーク日系ライオンズクラブを通じて地域奉仕や環境、保健、青少年育成プログラム、災害支援などに充当される。


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