2020年4月17日号 Vol.372

動画配信サービス
各社オリジナルの新作4選
Amazon Prime / HBO / Netflix


Blow the Man Down, 2020 / © Amazon Prime


The Plot Against America , 2020 / © HBO


The Willoughbys, 2020 / © Netflix


Radioactive, 2019 / © Amazon Prime


毎月定額で映画やドラマ、アニメなどが見放題の動画配信サービス。新型コロナウイルスによる自宅待機が続く中、手軽にできる息抜のひとつだ。前回に引き続き、ネットに溢れる多数の中から、各社オリジナルの新作を紹介しよう。

●Amazon Prime
▼ブロー・ザ・マン・ダウン
Blow the Man Down

▽監督:ブリジット・サヴェージ・コール、ダニエル・クルーディ
▽出演:モーガン・セイラー、ソフィー・ロウ、アネット・オトゥール他
メイン州の漁村を舞台に社会的タブーの隠ぺいと殺人が絡むスリラー。
小さな村は住民同士がほとんど顔見知りで、助け合いの精神も旺盛だが、不名誉な出来事は長きにわたり村中で秘密にしていることも多い。そしてその秘密はある日、予期せずに暴かれる。生活に不満を抱えたメアリー・ベスは母親の葬式を終えた後、 近所のバーで酒をあおり、素性の悪い男に絡まれる。彼女は船着き場まで逃げるが襲われたため、突き倒し殺してしまう。姉のプリシラに泣きつき、姉妹は逃げ切ることを決意し証拠隠滅に動く。(1時間31分)

●HBO
▼プロット・アゲインスト・アメリカ(ミニシリーズ・ドラマ 全6話)
The Plot Against America

▽クリエーター:デイビッド・サイモン
▽出演:ウィノナ・ライダー、アンソニー・ボイル、モーガン・スペクター他
▽公開日3月16日 (最終話4月20日)
米作家フィリップ・ロスの同名小説をベースにした架空の歴史ドラマ。
1940年、飛行家チャールズ・リンドバーグが現職大統領ルーズベルトを破り大統領になっていたらアメリカはどう変わっていたか、という物語だ。リンドバーグはナチス政権と親しく、ナチスがヨーロッパを支配する一方、アメリカ国内ではリンドバーグ政権がすさまじいユダヤ人狩りをスタートさせファシズムが台頭する。ニューアークに住む7歳のユダヤ人少年の視点から描かれる。
 
●Netflix
▼ウィロビー家の子どもたち
(アニメ・日本語吹き替え版有)
The Willoughbys

▽監督:クリス・パーム
▽声:マーティン・ショート、マーヤ・ルドルフ、ウィル・フォーテ他
▽公開日4月22日
ニューベリー賞受賞作家ロイス・ローリーの児童文学をアニメ化。
ウィロビー家は両親と4人の子どもたちの6人家族。両親は自分たちがハッピーなら子どもたちなんかどうでも、というスタンス。家ではガミガミ言われテイムやジェーンら子どもたちは親なんていない方がもっと自由にのびのびと暮らせる、とばかりに妙案をひねり出す。新しもの好きの両親に世界旅行をアレンジし、なんとか追い出したのはいいが、なんと彼らの前に世話やき係としてスーパーナニーが現れる。(1時間32分)
 ※「 Netflix 」は、全 作品ではないものの、 日本語字幕または日本語吹き替えで観られる作品がある。ウェブサイトで日本語対応の作品を検索し、「マイリスト」に登録しておくと便利。

●Amazon Prime
▼ラディオアクティヴ(映画)
Radioactive

▽監督:マルジャン・サトラピ
▽出演:ロザムンド・パイク、サム・ライリー、アニャ・テイラー=ジョイ他
▽公開日4月24 日
キュリー夫人で知られるポーランド出身のマリア・スクウォドフスカ=キュリーの伝記物語。原作は米作家・アーティスト、ローレン・レドニスのグラフィックノベル。
1903年にノーベル物理学賞、1911年にノーベル化学賞を受賞。物理・化学の両部門で受賞しているのは現在までキュリー夫人のみ。女性に学問の門戸が開かれていない時代に優秀な学者としてだけでなく一人の女性として歩んだ彼女の姿を描き出す。失恋を経てパリに移住、苦学を乗り切り、そこで未来の夫となるピエールに出会う。(1時間50分)

★Hulu
■料金:月額$5.99〜
www.hulu.com


★Netflix
■料金:月額$8.99〜
www.netflix.com


★Amazon Prime
■月額$12.99/年額$119
www.amazon.com


★HBO
■料金:月額$14.99
www.hbo.com



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