2021年4月16日号 Vol.395

JSダンス討論会・録画配信
日本×台湾:振付家たちのCOVID-19

ジャパン・ソサエティー(JS)とニューヨーク台北文化センターが4月28日(水)、日本と台湾の若手コンテンポラリーダンス振付家によるラウンドテーブル・ディスカッション「日本×台湾: 振付家たちのCOVID-19」を、録画配信する。英語字幕付き。

日本から参加するのは、鯨井謙太郎と奥山ばらば、台湾からは鄭皓(ハオ・チェン)と蘇威嘉(スー・ウェイ=チア)。

鯨井は、伝説的舞踏家・笠井叡主宰のオイリュトミー講座出身。奥山は、個性派俳優で舞踏家・麿赤兒率いる舞踏グループ「大駱駝艦」出身。蘇威嘉は、ダンスカンパニーHORSEの共同主宰者、鄭皓は振付家だ。

4人は本来、JSが2年に一度開くコンテンポラリー・ダンスフェスティバルに出演予定だった。それがコロナ禍で中止になったため、昨年9月から、オンラインでのコラボレーションの可能性を模索すべく、個々のダンス・イディオムやメソッドを相互に伝え合う、オンライン・ワークショップを7回にわたり開催してきた。その最終章として行われたのが、この「ラウンドテーブル・ディスカッション」。今回は、その様子を配信する。



「ラウンドテーブル・ディスカッション」に先立ち4月21日から、JSのウェブサイトで、過去7回のワークショップの様子も公開される。それぞれ5〜10分のデジタル日記形式にまとめた動画だ。ラウンドテーブルを視聴する前の予備知識としても、興味深い内容になっている。

JSのコンテンポラリー・ダンスフェスティバルは、1996年から始まった企画。舞台芸術家が集うAPAP(Association of Performing Arts Professional)会議の開催時期に合わせて行われ、世界に日本のコンテンポラリーダンスを紹介する窓口となっている。2011年からは、枠を韓国と台湾に広め、アジアの若手ダンサーを世界に紹介する場を提供している。

■4月28日(水) 8:00pm
■視聴:JSウェブサイト
■無料(要登録。登録後、視聴リンク送付)
www.japansociety.org/performingarts


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