2021年4月16日号 Vol.395

NYのエネルギーを「旗」で伝える
ロックフェラー・センター野外アート
第2回「フラッグ・プロジェクト」

All photos courtesy of THE FLAG PROJECT at Rockfeller Center

ロックフェラー・センターで2回目となる野外アート展「フラッグ・プロジェクト」が、4月30日(金)まで開催中だ。スケートリンク周辺に設置された国旗を、アート作品に置き換えたもの。初回は昨年8月1日から16日まで行われ、ジェフ・クーンズやカウズを含むアーティスト作品193点が、旗となってはためいた。2回目となる今回は写真を特集したもので、テーマは前回同様「ニューヨーク」。世界中から応募された約1200点の中から秀作83点が選ばれた。



ブルックリン生まれで報道写真家のクワミ・ブラスウェイトとグラフィック・デザイナーのロバート・ガムスのコラボ作品、アメリカ人アーティストのロー・アスリッジ、ジャマイカ系アメリカ人アーティストのレニー・コックス、マグナム・フォトのメンバーのエリオット・アーウィット=写真①=など、第一線で活躍するアーティスト作品がずらりと並ぶ。

①エリオット・アーウィット「New York City」(1974年)グレートデーンの脚、ブーツの女性、小さなチワワが並ぶ有名な写真

横浜を拠点に活動する写真家の岩澤深芳(いわさわ・みよし)によるフォトコラージュ「コニーアイランドの思い出(Memories of Coney Island)」=写真②=も選出。世界各地を廻り、その土地の「思い」を撮り続けてきた岩澤だが、現在、コロナ禍で活動を休止。再び、ニューヨーク訪問が可能になる日を待ち望むと同時に、「ニューヨーカーへ、エールを送りたい」との気持ちから応募するに至ったという。

②岩澤深芳「コニーアイランドの思い出」ニューヨーカーにエールを送りたいと制作

ニューヨークのアイコンと言えるロックフェラー・センターの「旗」をキャンバスに、その多様な文化とエネルギーを紹介した企画展。


The Flag Project
■4月30日(金)まで
■会場:30 Rockefeller Center
■無料
www.rockefellercenter.com


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