2023年04月14日号 Vol.443

ニューヨーク合唱フェスティバル
4年ぶりに開催
被災地にエールを

平和の象徴の折り鶴を手渡した広島なぎさ中学・高校の生徒らとウクライナ合唱団のメンバー(撮影・野口正博、提供・ジェクサ )

文化芸能国際交流機構ジェクサ主催の「2023ニューヨーク合唱フェスティバル」が3月29日(水)と30日(木)の2回、カーネギー大ホールで行われた。
 
コロナ禍で延期されていた合唱フェスティバルは今回で8回目、2019年以来4年ぶりの開催となった。日米親善と青少年の交流、東日本大震災復興支援の趣旨に加え、今年はG7広島サミット応援、トルコ・シリア大地震支援、ウクライナの平和と難民支援を掲げて開催。2日間で延べ3000人以上が来場した。


司会進行役を務めたのはFCIの久下香織子キャスター。「力強い歌声で被災地に勇気と思いやりを送りましょう」とフェスティバルがスタート。16合唱団、約700人が参加し、素晴らしいハーモニーをホールいっぱいに響かせた。
 
今回は広島から、なぎさ中学・高校の生徒が参加し「ふるさと」を英語で合唱。ウクライナ語の曲を披露した際は全員が起立するなど、感動と共感の輪が広がった。またヒロシマ平和のシンボル「折り鶴/ORIZURU」をウクライナ合唱団に手渡し、平和への思いを一つにした。
 
両日ともに最後は全参加者で「イマジン」を合唱。スタンディングオベーションで終幕した。


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