2018年4月13日号 Vol.323

佐藤国男・木版画展
「宮沢賢治の世界」
ニューヨーク初個展



宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」や、童話「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」の挿絵で知られる佐藤国男(さとう・くにお)の木版画展が、4月24日(火)から30日(月)まで、天理文化協会で開催される。ニューヨークでの初個展となる。オープニングレセプションは24日(火)午後6時から。
佐藤国男の作品は、学校の教科書や宮沢賢治の童話の本などに使われており、画家の名前は知らなくとも日本人ならどこかでその作品を目にしたことがあるはず。知らず知らずのうちに、宮沢賢治の世界を佐藤国男の版画を通してビジュアル化している。
開催期間中の4月28日(土)は、宮沢賢治童話の英語朗読会も行われる。子供から大人まで楽しめる趣向。作品閲覧、朗読とも無料。

佐藤国男は、1952年北海道北桧山町生まれ。
高校卒業後上京し、昼間は工場で製本や家具作りの仕事に携わり、夜間は東洋大学の仏教学科で学んだ。函館で大工をしながら、宮沢賢治を題材とした版画を作り続ける。
1984年、絵本「銀河鉄道の夜」を出版。以来数多くの著書を出版、全国で個展を開催。
7年前より山猫博士を名乗り、北海道新聞に現代社会を風刺した辛口ながらもユーモアに富むエッセイと、木版画の「山猫博士のひとりごと」を連載中。

■4月24日(火)〜30日(月)
 オープニングレセプション24日(火)6:00〜8:00pm
■朗読会:28日(土)11:30am/2:30pm
■会場:天理文化協会
 43-A W 13 St.(bet. 5th & 6th Aves.)
■TEL: 212-645-2800
www.tenri.org



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