2020年4月3日号 Vol.371

NY市、ガイダンス変更
「外出時にはフェイスカバー着用を」


ビル・デ・ブラシオNY市長は4月2日(木)、記者会見で「外出する際には、スカーフやバンダナなどで顔を覆うこと」と発言。これまでの「病気でない場合は、マスクは必要ない」というガイダンスを変更した。

NY市は当初、大勢の人々が外科用マスクや医療用グレードのマスクを購入することで、本来必要な人々へのマスク不足が生じることを懸念し、「健康な場合、マスクは必要ない」と指導してきた。ところが、市内感染が拡大する中、ニューヨーク市保健精神衛生局のオリクシス・バーボット博士が、「新型コロナウイルスは、症状が出る前に感染する可能性がある」としたため一転、「健康な場合でも、外出時はフェイスカバーを奨励」とガイダンスを変更したものだ。「手製のものでも良いし、スカーフやバンダナでもかまわないので、顔を覆うことを奨励します。ただし引き続き、医療用マスクの購入は控えて欲しい」と理解を求めた。

また、トランプ大統領は3月31日、ホワイトハウスでの定例記者会見で、マスクを着けることを提案。「多くの人々はスカーフを持っている。スカーフは非常に適しているだろう」と述べていた。

一方、医者たちは、公共の場でマスクを着用することは、人々に「誤った安心感」を引き起こすことを懸念。マスク着用で生まれる安心感は、現在、強く奨励されている「ソーシャル・ディスタンシング(他者との距離を約6フィート=1.8メートル以上とる)」が守られず、逆効果になる可能性があると警告している。

NY市はフェイスカバーを奨励すると同時に、これまで通り、こまめな手洗いと、ソーシャル・ディスタンシングを強く指導している。

手作りマスクの作り方

「マスクを着ける」ことに抵抗がない日本人。インターネットではさまざまな「マスクの作り方」が公開されている。縫わずに作れる簡単なものから、本格的な立体マスクまで様々。ここでは縫わずに作れる簡単な「ハンカチマスク」を紹介しよう。

たった10秒!簡単ハンカチマスクの作り方 (HTB北海道テレビ/YouTube)


インターネットには、その他、多数の作り方があります。「手作りマスク」で検索を(編集部)


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