2024年3月29日号 Vol.466

日米親善合唱フェスティバル
歌声合わせて平和願う

文化芸能国際交流機構(Jaexa:ジェクサ)主催の「2024日米親善ニューヨーク合唱フェスティバル」が3月27日(水)にカーネギー大ホールで行われ、多くの来場者で賑わった。
 
コロナ禍で2020年から2022年まで中止を余儀なくされたが昨年4年ぶりに復活。第9回目となる今回も青少年交流を主とする日米親善、東日本復興支援を開催趣旨に掲げている。

「イマジン」、「つばさをください」を歌ったパフォーマー

今回の合唱フェスティバルには、日米8組の合唱団が参加。MCはフジサンケイ・コミュニケーションズの久下香織子アナウンサーが務めた。「松戸ニューヨーク・コーラス(大津康平指揮)」のパフォーマンスでフェスティバルがスタートした。地元NYの「BICブルックリン聖歌隊(フランク・A・ヘイ指揮)」は、モータウン・サウンド(デトロイトで誕生したレコード会社モータウンの楽曲)をメドレーで披露。洗練されたソウルミュージックで会場は大いに湧いた。被災地を代表し「チェンバーコーラス仙台(早川幹雄指揮)」が参加。甚大な被害を受けた石巻市の子どもが作詞した「ことば」を熱唱。被災地支援に対して謝意を伝え、最後は東北復興応援ソング「花は咲く」を歌い前半が終了した
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後半は、「東京チルコット・コーラス(谷郁指揮)」、「ニューヨーク・シティー・マスター合唱団(デビッド・レッカ指揮)」、「テオ・コーラス(中村拓紀指揮)」が登場。今回もウクライナとの友好も掲げており、「ウクライナ合唱団」(ヴァシル・レチンスキー指揮)がふたたび参加する。ウクライナ語と日本語で「ふるさと」(信長長富編曲)を披露。トリは「アンサンブルすみれWing(山口英樹指揮)」が務めた。最後はパフォーマー全員がステージに上がり、「イマジン」、「つばさをください」を歌った。
 
なお当日はNY日系ライオンズクラブとNY石川県人会が募金活動を行った。集まった浄財は、被災地の支援へと送られる。


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