2019年3月29日号 Vol.346

フルイドハグハグの新作ダンス
「Darkness Odyssey Part 3」
アバンギャルドで奇想天外

山崎広太


ベッシー賞受賞の振付家・山崎広太率いるフルイドハグハグの新作ダンス公演「Darkness Odyssey Part 3: Non—Opera, Becoming」が、4月3日(水)から6日(土)まで、チェルシーの会場で開催される。
2017年末には、「Darkness Odyssey」シリーズのパート2が、マンハッタンのバリシニコフ・アーツセンターで上演され、ダンスマガジンによりこの年の最優秀作品に選ばれている。
今回の「パート3」では、日本から舞踏家・工藤丈輝、西アフリカのトーゴ共和国からアフリカンダンスのアラン・シナンジを招聘。ニューヨークのダンサーと共に、アバンギャルドで奇想天外な世界を創り出す。
このシリーズは、60年代土方巽によって提起された「暗黒舞踏」を、新たな視点で捉え直すもの。山崎広太の出身地新潟の瞽女(ごぜ)文化や、精神分裂と資本主義など、様々な思考や風景の断片が、反射光を強調したまばゆい舞台空間上で交錯する。舞台芸術は建築集団SO-ILが手掛ける。

■4月3日(水)〜6日(土)7:30pm
■会場:New York Live Arts
 219 W. 19th St.
■$15、$25
https://newyorklivearts.org


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