2019年3月29日号 Vol.346

ジャパン・ソサエティー
「ジュニア・フェロー・リーダーシップ・プログラム」
日本の高校生、米国研修に参加

ジュニア・フェロー・リーダーシップ・プログラム
帰国前の昼食会に参加した学生たち(All photos © Japan Society (NY)/ Asako Sugiyama)

ジュニア・フェロー・リーダーシップ・プログラム
大使、各界のリーダーたちと記念撮影する学生たち


ジャパン・ソサエティー(JS)が設立した「ジュニア・フェロー・リーダーシップ・プログラム」で3月9日、10人の日本人高校生が来米。3週間に及ぶ短期研修に参加した。

同プログラムは、将来の日米リーダーになり得る優秀な人材育成を目的とし、2013年に設立。国際交流を通して相互文化理解とネットワークを広げることを目指す。同時に参加生徒(フェロー)たちが、国際社会への関心を高め、必要な知識や実践力を養う機会を提供する。毎年、優秀な日米の高校生を対象に、各国10人、計20人のジュニア・フェローを選出。互いの国を訪問し、リーダーシップ育成短期研修を行っている。

今回選出された日本人フェロー10人は、ニュージャージー、コネチカットでのホームステイと現地学校体験を通して米国人生徒と交流した後、ワシントンDCを研修訪問。リーダーシップ研修では、ワシントンD.C. でジョン・D・ロックフェラー4世元上院議員、ニューヨークの各界リーダーとも面談した。

3月27日、日本人フェローたちは、JSで開催された研修報告を兼ねた昼食会に参加。はじめにリサ・バーミューデス(JSバイス・プレジデント)が挨拶。続いて在NY日本国総領事館の山野内総領事・大使が、「アメリカで過ごした約3週間の体験は貴重なものとなり、人生に大きな違いを生み出すことでしょう。将来のリーダーたちに期待しています」と激励の言葉を贈った。
研修中、日米またはグローバルに取り組むべき社会問題について、チームごとにリサーチを行っていた学生たち。昼食会では各界の「現役リーダー」たちの前で、「フード・ロス」「自然災害」「貧困」をテーマに発表を行った。

今回の研修を振り返り、「アメリカには様々な人種やバックグラウンドの生徒がいて、今までにない環境がとても新鮮だった」「日本とアメリカの教育の違い、授業の仕方の違いなどが興味深かった」と話していた日本人フェローたち。3月29日、一行は帰国の途に就いた。


HOME