2021年3月12日号 Vol.393

ジョーン・B・マービス画廊
「魯山人とそのライバル」
6人の名匠作品42点

(写真奥から)北大路魯山人「絵唐津風 片口水指」、加藤唐九郎「黒織部茶碗」、藤原啓「備前亀の香合」(Photo by Richard Goodbody)

アッパーイーストサイドのギャラリー、ジョーン・B・マービス・リミテッドで、3月11日(木)から4月末まで、「伝統再定義 : 魯山人とそのライバル」と題した展覧会が開催されている。

北大路魯山人と、魯山人と関わりのあった6人の名匠――荒川豊蔵、藤原啓、金重陶陽、加藤唐九郎、川喜田半泥子、小山冨士夫――の陶芸作品42点を展示する。染付、伊賀、信楽、織部といった、幅広いスタイルの作品が集められている。



北大路魯山人(明治16年生まれ、昭和34年没)は、篆刻家・画家・陶芸家・書道家・漆芸家・料理家・美食家など、さまざまな顔を持った、日本の芸術家だ。歴史的観点から魯山人の作品を検証する展示会がニューヨークで開かれるのは約50年ぶりだという。来館には事前の予約が必要。

■3月11日(木)〜4月末
■会場:Joan B. Mirviss Ltd
39 E. 78th St., # 401
■TEL: 212-799-4021
www.mirviss.com
※来館は要予約 info@mirviss.com


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