2021年3月12日号 Vol.393

ドライブイン・シアター再開!
新海監督アニメ「君の名は。」上映
「クイーンズ・ドライブイン」

昨年の様子 (Photo by Maike Schulz @maikephotolive) All Photos courtesy : QUEENS DRIVE-IN

「コロナ禍でも安全に楽しめるイベント」として、再び注目されたドライブイン・シアター。冬期は休業していた「クイーンズ・ドライブイン」が、3月5日(金)から再開した。会場は昨年同様、フラッシング・メドウズ・コロナ・パークにあるニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス(NYSCI)の敷地内で、最大200台が収容可能。ルーフトップ・フィルム、ミュージアム・オブ・ムービング・イメージ(MoMI)、ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスが共催し、6月まで開催される予定で、昨年はブルックリンでも行われた。



上映は、クラシックから新作まで幅広いラインナップで、中には2本立てでの上映日もある。初日は、エディ・マーフィ主演の新作「星の王子 ニューヨークへ行く2」が無料上映され、満車となる程の大盛況。現在、発表されている作品から、おすすめを紹介しよう。

子豚のベイブが牧羊犬コンテストで優勝する「ベイブ」と、その続編「ベイブ 都会へ行く」=写真①=の2本立てと、今年50周年を迎えるメル・スチュアート監督のミュージカル映画「夢のチョコレート工場」は、家族で楽しめる作品。

①ベイブ/都会へ行くBabe: Pig in the City (1998)

②ラビリンス/魔王の迷宮 Labyrinth (1986)

「ラビリンス/魔王の迷宮」=写真②=は、主人公のサラ(ジェニファー・コネリー)と、魔王ジャレス(デヴィッド・ボウイ)以外、ほとんどの登場人物がマペット。ファンタジーでありながら、大人のファンも多い秀作だ。

新海誠監督の大ヒット・アニメ「君の名は。」=写真③=も登場。夢の中で「入れ替わる」という体験をする男子高生と女子高生、時空を超えた奇跡の物語。

③君の名は。Your Name (2016)

ジョン・カーペンター監督の「ニューヨーク1997」と、ポール・バーホーベン監督の「ロボコップ」=写真⑤=が2本立てで上映。共に80年代を代表する画期的なSFアクション。

デヴィッド・リンチ監督が手掛けた「DUNE 砂の惑星」もまた、80年代制作のカルト的な人気を誇るSFアドベンチャーだ。

⑤ロボコップ(1987)

料金は「乗用車1台」分で、乗車は最大5人まで。7席以上の乗用車、RV、オープンカーなどは許可されておらず、自転車やオートバイも不可。駐車場所は会場スタッフの指示に従うよう求められる。また、コロナ感染予防ガイドラインにより、トイレを利用する以外は車から離れることを許可していない。食べ物・飲み物などは持ち込めるが、アルコール類は禁止。介護動物以外のペット同伴や喫煙も禁止。詳細はオフィシャルサイトで確認を。


Queens Drive-In
■開場:6pm/6:30pm/7pm&プレショー開始
 ※作品により開場時間が異なる
■終了(目安):1本のみ:9:30pm
 2本立て:11〜11:30pm
■会場:The New York Hall of Science
 47-01 111th St., Corona
■料金(乗用車/最大5人まで):$35〜
https://rooftopfilms.com/drivein/queens

★上映作品リスト(カッコ内は公開年)
※上映作品は順次ウェブサイトで案内される
■3月12日(金):ロッキー(1976)、クリード(2015)
■3月13日(土):シャイニング (1980)
■3月14日(日):雨に唄えば(1952)、マジック・マイク XXL(2015)
■3月19日(金):マッドマックス2 (1981)、バクラウ 地図から消された村(2019)
■3月20日(土):ニューヨーク1997(1981)、ロボコップ(1987)
■3月21日(日):ベイブ(1995)、ベイブ/都会へ行く(1998)
■3月26日(金):テルマ&ルイーズ(1991)、マドンナのスーザンを探して(1985)
■3月27日(土):初体験/リッジモント・ハイ(1982)、バッド・チューニング(1993)
■3月28日(日):夢のチョコレート工場(1971)
■4月2日(金):DUNE/デューン 砂の惑星(1984)
■4月 3日(土):北北西に進路を取れ(1959)、007 ロシアより愛をこめて(1963)
■4月4日(日):ラビリンス/魔王の迷宮(1986)
■4月10日(土):黒いジャガー(1971)、ボーイズ'ン・ザ・フッド(1991)
■4月11日(日):君の名は。(2016)
■4月20日(火):ビッグ・リボウスキ(1998)


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