2019年3月15日号 Vol.345

「ミドリ&フレンズ財団」
市内公立校で「生け花」紹介
講師は草月流の田村さん

ミドリ&フレンズ財団ト
クイーンズの中学校で生け花の楽しさを伝える田村さん(中央)

草月流の田村さん
ブロンクスの小学校では雛祭りについて紹介


バイオリニストの五嶋みどりが創立した「みどり&フレンズ財団」は2月26日(火)にオゾン・パーク(クイーンズ)の中学校で、3月1日にはブロンクスの小学校で「生け花」のワークショップを行った。同財団では定期的に、ニューヨークで公立校に通う子どもたちを対象にした無料プログラムを提供。これまで参加した子どもの数は15万人以上に上る。
両日共に講師を務めたのは、草月流師範のロジャース田村波津枝(波節)さん。26日は授業が終った放課後、中学生を対象に生け花の実演を行った。
花瓶に見立てたペットボトルや、飾り付け用の折り紙、生花、割り箸などを使用。「スタイリッシュにしたかった」と割り箸を多用する生徒や、「静かに佇んでいる様子にしたかった」とシンプルに生ける生徒など、それぞれの生け花を楽しんだ。
1日に行われたブロンクスの小学校では3年生が対象。3月ということで小さな雛人形を持参し、「雛祭り」についても紹介。生徒たちは興味津々に聞き入っていた。


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