2022年3月11日号 Vol.417

「復活:至高なる伝統工芸の技江戸から現代まで」展
日本ギャラリーで

安藤重兵衛「七宝エナメル花瓶」

「復活:至高なる伝統工芸の技―江戸から現代まで」展が、3月18日(金)から25日(金)まで、日本クラブ内の日本ギャラリーで開催される。オリエンタル・トレジャー・ボックスと、オリエンテーションズ・ギャラリーによる10回目のコラボ展だ。2画廊の膨大な作品群から、最高峰の美術工芸品を選定し展示する。入場無料。



七宝、金工、陶磁、漆芸、絵画、竹木工、彫刻、染織の各分野での著名作家による、質の高い作品が展示。帝室技芸員や人間国宝による、技巧を凝らした珠玉の近現代工芸品が幅広く紹介される予定だ。展示タイトルの「復活」は、日本美術の伝統と、革新の要素が織り込まれていることを示すもの。

明治期の尾張七宝界の巨匠・服部唯三郎による、盛り上げ技法の名品・七宝花瓶や、「J .Ando」の名で日本の七宝を世界に広めた、安藤重兵衛の作品も展示。また、縁起の良い孔雀の羽をイメージした佐賀の鍋島氏の家紋(月)入り漆器、日本のアールデコ期に活躍した秀峰による梅のデザインの漆箱など、見どころ満載だ。

■3月18日(金)〜25日(金)
■会場:日本ギャラリー (日本クラブ7階)
 145 W. 57th St. 7th Fl.
■入場無料
■問合せ:gallery@nipponclub.org
www.nipponclub.org


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