2022年3月11日号 Vol.417

コルトレーンの訪日物語
「コルトレーン・イン・ジャパン」
大久保、今福が出演

(左から)左から、今福一博(Mr. Yui 役)、大久保全也(Mr. Saito役)、リサ・グラム・パーソン、ノエル・ハリス、スティーブン・スパロウ、ロバート・リーボウィッツ(脚本・演出)
(ピアノ前)主演の二人でオディスアス・ベイラー(ジョン・コルトレーン役)、パトリス・バティー(アリス・コルトレーン役)

オフ・オフ・ブロードウェイ作品「コルトレーン・イン・ジャパン(Coltrane in Japan)」が、3月10日(木)に開幕、27日(日)まで週4回(木金土日)、イーストビレッジのシアター・フォー・ニューシティで上演される。NY在住の俳優・大久保全也(まさや)と、今福一博が出演している。

「コルトレーン・イン・ジャパン」の脚本を手掛けたのは、ロバート・リーボウィッツ。1990年代の大ヒットオフブロードウェイ作品「Woulda Coulda Shoulda」の脚本家だ。タイトルの通り、伝説のジャズサックス奏者ジョン・コルトレーン(1926〜67年)が、晩年に日本ツアーを行った際のプライベートな部分を描いている。



1幕目はニューヨーク、2幕目が日本。大久保が演じるのは、日本人の通訳・サイトウ役。今福は日本人記者・ユイ役で出演している。

大久保は、「親日家で知られ、日本でも人気だったコルトレーン氏。彼の日本滞在を助けた実在の人物を演じられることを、一人の役者として、日本人として、とても光栄に思います。重要な役なので、強い想いで役作りに取り組んでいます」と話している。

リーボウイッツが丁寧に書き上げた脚本には、人種問題、異文化への理解、愛情、友情など、多くのメッセージが一言ひと言に込められている。

■3月10日(木)〜27日(日)週4回上演
 木金土8:00pm、日3:00pm
■会場:Theater for the New City
 155 1st Ave. (bet. 9th & 10th Sts.)
■TEL: 212-254-1109
■$18
www.theaterforthenewcity.net


HOME