2022年3月11日号 Vol.417

ドライブ・イン・シアターがヒント
人々を繋ぐパブリック・アート
「ドライブ・スルー」

Cameron Blaylock for Downtown Brooklyn Partnership (DBP)

大型イベント・ホール「バークレー・センター」や、大小のシアターを持つ「BAM」など、ブルックリンで文化の中心地に位置する広場「ザ・プラザ・アット・300・アシュランド」で、「ドライブ・スルー(Drive-Thru)」と題されたパブリック・アートが、2月17日(木)に始まり4月14日(木)まで展開中だ。コミュニティの人々を繋ぐため、どのようにパブリックスペースが活用できるかを再考するために企画された。

コロナ禍で注目を浴びた「ドライブ・イン・シアター」にヒントを得たもの。広場には2台のスクリーンが設置され、ブルックリンを拠点に活動するアーティストやフィルム制作者、合計8人による作品を紹介している。



3月9日から15日まで、映画監督、ルナXモヤの「What the Pier Gave Us」が上映。ニューヨーク市に住むひとりの漁師の日常を捉えたもので、アメリカで移民が体験する出来事を描いた短編。これから公開予定の長編作品の一部。

3月16日から23日まで、ナイジェリア生まれのビジュアル・アーティスト、オラレカン・ジェイフォスの「The Frozen Neighborhoods(Fly-through)」が上映。貧しいコミュニティに焦点を当てたイノベーションの可能性と、持続可能な世界を創造する。

3月31日から4月5日まで、エチオピア出身のアーティスト、エズラ・ウーブによる短編4本が上映。ニューヨーク生活のスナップを、ストップモーション・アニメで描く。

全作品詳細はウェブサイトで。

Drive-Thru
■4月14日(木)まで
■会場:The Plaza at 300 Ashland
 85 Flatbush Ave, Brooklyn
■観覧無料
www.downtownbrooklyn.com/drive-thru


HOME