2020年3月6日号 Vol.369

コネリー以来、最高のボンド!
MoMAでクレイグ出演作品上映
「イン・キャラクター:ダニエル・クレイグ」


「カジノ・ロワイヤル」Courtesy Metro-Goldwyn-Mayer/Photofest


映画「007」シリーズの6代目ジェームス・ボンド役で知られるダニエル・クレイグ出演作を集めた「イン・キャラクター:ダニエル・クレイグ」が3月3日(火)からMoMAで開催される。4月上旬から公開の007最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を最後に、ボンド役を引退するクレイグ。その経歴を駆け足で紹介する。
初日は、クレイグが始めてボンド役を演じたマーティン・キャンベル監督の「カジノ・ロワイヤル」。当日はクレイグが来場する。
物語は、ボンドが「007」になる前から始まり、初任務のテロ壊滅に奔走する様子を描く。同作はそれまでのシリーズ最高興行収入を記録、「ショーン・コネリー以来、最高のボンド」と高評価。「007」シリーズは他に「スカイフォール」(14日・21日)が上映される。
クレイグが「ボンド役」に抜擢されるきっかけとなったと言われるのがマシュー・ボーン監督の「レイヤー・ケーキ」(11日・20日)。裏社会から足を洗おうとする麻薬ディーラーのXXXXをクールに演じている。
デヴィッド・フィンチャー監督が、スティーグ・ラーソンのベストセラー小説「ミレニアム」を映画化した「ドラゴン・タトゥーの女」(12日・22日)。マッチョなボンド役と対照的な弱い人間、連続猟奇殺人事件を追うジャーナリストのミカエルを好演した。
全上映作品詳細はウェブサイトで。

In Character: Daniel Craig
■3月3日(火)〜22日(日)
■会場:MoMA
 11W. 53rd St.
■映画鑑賞のみ:
 大人$12、シニア$10、学生8
www.moma.org



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