2020年3月6日号 Vol.369

自らの力で生きようとしたダイアナ妃
「ダイアナ:トゥルー・ミュージカル・ストーリー」
プレビュー公演開幕


(左から)ジュディ・ケイ(エリザベス女王)、エリン・デイビー(カミラ夫人)、ロー・ハルトランフ(チャールズ皇太子)、ジーナ・デ・ヴァール(ダイアナ妃)Photo: Gavin Bond


Photo by Little Fang


36歳で死去したイギリスのダイアナ妃を描いたミュージカル「ダイアナ:トゥルー・ミュージカル・ストーリー」のプレビュー公演が、3月2日(月)に開幕した。19歳でチャールズ皇太子と結婚したダイアナ。舞台では、チャールズの愛人(のちに正妻となる)カミラ夫人との三角関係を主軸に、王室での様子が描かれる。

主な登場人物は、ダイアナ妃、チャールズ皇太子、カミラ夫人、エリザベス女王の4人。

ダイアナ役に抜擢されたのは、イギリス人のミュージカル女優、ジーナ・デ・ヴァール。ブロードウェイでは「アメリカン・イディオット」、「キンキーブーツ」、「ウエイトレス」、「シスターアクト」などの作品で好演。
チャールズ役は、ロー・ハルトランフ。主にテレビシリーズでの起用が多く、オフ・ブロードウェイでの出演経験はあるものの、オンは今作が初。
カミラ役は、エリン・デイビー。20 14年のリバイバル・ミュージカル「サイド・ショー」でバイオレット役を熱演、ドラマディスク・アワードなどにノミネートされた。
エリザベス女王役は、多くの受賞経験を持つベテラン女優、ジュディ・ケイが務める。

監督は「カム・フロム・アウェイ」でトニー賞を受賞したクリストファー・アシュリー、音楽・脚本は「メンフィス」でトニー賞を受賞したジョー・ディピエトロとデヴィッド・ブライアン、振付けは「カム・フロム・アウェイ」でステージングを担当したケリー・デヴァインと、豪華な布陣だ。

王室という特殊な環境にありながら、自らの力で生きようとしたダイアナの心の内に迫る。

Diana: A True Musical Story
■プレビュー:3月2日(月)から
■オフィシャル・オープン:3月31日(火)から
■会場:Longacre Theatre
 220 W. 48th St.
■上演時間:2時間15分
■$49〜
www.DianaOnBroadway.com



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