2021年2月26日号 Vol.392

3Dフラクタルアートで体験する異次元空間
「幾何学的特性」
@アーテックハウス

Geometric Properties (Photo courtesy : Julius Horsthuis and ARTECHOUSE)

チェルシーマーケット内にあるデジタルアート・スペース「アーテックハウス(ARTEC HOUSE)」で3月1日(月)から9月6日(月)まで、「フラクタルアート」を投影させた没入型インスタレーション「幾何学的特性(Geometric Propertiesl)」が開催される。

「フラクタルアート」とは、「フラクタル(自然界にある複雑な形状を、同じパターンの図形で表す数学的概念)」なオブジェクトを計算し、その結果を静止画やアニメーション、音楽などで表現したアート。コンピュータを使用したデジタルアートで、幾何学的な美しさが最大の魅力だ。



手掛けたのは、オランダのフラクタルアーティスト、ジュリアス・ホースタウス(Julius Horsthuis)。
ビジュアルアーティストとしてキャリアをスタートしたホースタウス。コンピュータグラフィックスに興味を持ち、数本の映画作品でVFX(ビジュアルイフェクト)を担当。2013年からフラクタルの実験を始め、画像をアニメーション化させた作品を発表すると、瞬く間に話題に。ミュージシャンのエド・オブライエン、ジャズピアニストのティグラン・ハマシアン、メタルバンドのメシュガーなどのPV(プロモーションビデオ)では、印象的なフラクタルアートを披露している。

Geometric Properties (Photo courtesy : Julius Horsthuis and ARTECHOUSE)

今回の「幾何学的特性」では、自然・建築・数学を再考。3Dフラクタルで表現されたビジュアルが、閉ざされた屋内で無限の空間を感じさせる。悪魔的でありながらも神々しい視覚の旅を体験したい。


Geometric Properties
■3月1日(月)〜9月6日(月)
日〜木10am - 9pm、金・土10am - 10pm
※入場は30分毎、時間制・要予約
■会場: ARTECHOUSE:439 W. 15th St.
■大人$24、学生/シニア(65歳以上)$20
4-15歳 $17​、4歳以下無料
www.artechouse.com/nyc


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