2019年2月22日号 Vol.344

バロック音楽とバレエ
レザール・フロリサン40周年
「ラモー、舞踏の達人」

レザール・フロリサン
Reinoud Van Mechlen, Élodie Fonnard, William Christie. Photo Credit:Philippe Delval

レザール・フロリサン


フランスを拠点に活動する声楽・古楽器アンサンブル「レザール・フロリサン」による「ラモー、舞踏の達人(Rameau, maître à danser)」が3月1日(金)から3日(日)まで、 BAMハワード・ジルマン・オペラハウスで上演される。

1979年、指揮者でチェンバロ奏者でもあるウィリアム・クリスティにより創設された「レザール・フロリサン」。クリスティは、注目されていなかったフランスのバロック音楽を復活させ、オペラ「アティス」(1987年)の発表・成功により一躍有名人に。現在、同団体はプロのトレーニングや若手育成のみならず、文化活動にも力を入れている。

今回の演目「ラモー、舞踏の達人」は、バロック音楽を代表するフランスの作曲家、ジャン=フィリップ・ラモーのオペラバレエから2曲をフィーチャー。2人の羊飼いの物語「ダフニスとエグレ」(1753年)と、フランスのルイ16世の誕生を象徴した「オシリスの誕生」(1754年)を、バレエと共に披露する。同演目は2014年にフランスで初演。演奏者と、当時を彷彿させる衣装にまとったダンサーを同ステージに配置。「ラモーの音色を『視覚的』にも聴かせることに成功した」と評価されている。

Rameau, maître à danser
■3月1日(金)~3日(日)
■会場:BAM Howard Gilman Opera House
 30 Lafayette Ave., Brooklyn
■$35〜
■上映時間:1時間55分
www.bam.org


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