2019年2月22日号 Vol.344

仙台からニューヨークへ
NYでの半生綴る「ビルの谷間のニューヨーク」
作家・佐々木健二郎

佐々木健二郎


ニューヨーク在住で作家、画家の佐々木健二郎氏=写真=が、1966年の来米から現在まで激動の半世紀を綴ったエッセイ「ビルの谷間のニューヨーク」を出版。2月21日(木)、ソーホーの自身のアトリエで出版記念レセプションを開催、芸術家仲間や知人友人らが多数駆けつけた。
佐々木氏はニューヨーク在住50余年。画業に加え、これまでにアメリカ美術に関する著書3冊と、ニューヨークの日本文化を考察した「日本文化ニューヨークを往く」、クラシック音楽を解説した「米国クラシック音楽ガイド」など計5冊を出版。また「知られざるハレム」、「北の虹ー宗谷を開拓した男たち」の小説2作を出版している。
佐々木氏は、ベトナム反戦やマイノリティーの権利獲得運動など様々なことをソーホーの片隅で体感してきた。「日本に帰国することを決意しまして、大きなニュースからちょっとしたことまで、NYでの生活を記録として残しておきたい、と思い執筆しました」と話す。時に過去と現在を、時にニューヨークから故郷仙台を往還しながら、微笑ましくほろ苦く、自身が歩んだ愛しい日々を振り返る珠玉のエッセイ。


HOME