2022年2月11日号 Vol.415

在外有権者のネット投票
2万5000人が署名

オンライン署名サイトChange.orgで、海外在住の日本人有志が「在外ネット投票の早期先行導入を求めます!」を立ち上げていたが、1月末までに2万5000筆が集まった。その署名簿を同31日、林芳正外務大臣に提出し、この運動の発信者らによる記者会見が世界中にオンライン配信された=写真=。運動の発起人は海外在住のため、ビデオ参加した。

現在、全世界に135万人以上いる海外在住の日本人のうち、約100万人が有権者だ。現状は、在外有権者はオンラインで投票できる仕組みが整っていない。加えて、在外選挙人証の発行も、郵便投票手続きも、ほぼすべて紙ベースでプロセスされるため、相当な時間を要し、在外有権者に負担をかけている。



Change.orgでのオンライン署名「在外ネット投票の早期先行導入を求めます!」は、昨年10月の衆院選挙のトラブルの後、ドイツ在住の在外有権者が立ち上げたもの。

「選管まで国際エクスプレスで投票用紙の請求をかけたが、3週間もかかったので郵便投票に間に合わなかった」「在外公館投票したが現在空港閉鎖中。館員が飛行機で票を運べず無効票に」など、実体験も寄せられている。

2月に入り署名数は2万7000人近くに達しており、旧態依然の運用体制の改善を求める声がますます高まっている。

「在外ネット投票の早期先行導入を求めます!」
https://bit.ly/3Hrsc8F


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