「辻占恋慕」で、マネージャーを演じる大野監督(写真左)
パンデミックが続く中、昨年5月に前触れなく旗を掲げたシカゴ日本映画コレクティブ(CJFC)。ナラティブ7本、ドキュメンタリー2本、計9作品のインディペンデント長編映画がラインナップ。映画祭は数多くあれど、日本のインディペンデント作品に焦点を当てたものは米国国内でも希少。しかも中西部から日本映画祭が誕生したことは喜ばしいことだった。全米30州以上から映画ファンがアクセス、日本の自主制作映画の面白さと未来の可能性が窺えた。カンヌ国際映画祭やゴールデングローブ賞など、名誉ある賞を連取している濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が、欧米の映画業界で高い評価を得ていることからも、同映画祭の今後の動きは大いに注目される。