山野内総領事・大使壮行会を開催
皆を勇気付けた「エンタメ外交」

在ニューヨーク日本国総領事館は大使公邸で2月10日（木）、3年余りの任期を終え移動することとなった山野内勘二総領事・大使の壮行会を開催。在職中に交流を持った多くの人々が駆けつけた 。



山野内大使は2018年、ニューヨークに赴任。2020年にはコロナ感染症の影響で世界中が困難な状況に陥る中、日系人の先頭に立ち、様々な活動に参加した。

中でも、山野内大使が率いたロックバンド「@K4」は、印象に残る活動のひとつだ。キタノホテルで行った3.11と9.11の遺族に対するチャリティー・ライブを筆頭に、ジャパン・デーや七夕祭りなどでもパフォーマンスを披露。 また、コンサートシリーズ「ライブ・フロム・アンバサダーズ・レジデンス」を立ち上げ、コロナ禍でライブ演奏の機会が激減した日本人音楽家を支援。さらに、ジャピッツ・センターで2年ぶりに開催された「アニメNYC」のオープニングでは、人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」をピアノとギターでカバーし友好のメッセージを伝えるなど、「外交」や「支援」に、エンターテイメントを取り入れた活動を展開、多くの人々を勇気付けた。

壮行会の当日、山野内大使は夫人とともに公邸1階で来場者を迎え、一人ひとりに感謝と惜別の想いを告げた。その後、2階に会場を移し、皆と写真撮影するなど談笑。夫妻は「これまでの外交官人生の中で、最も思い出深い時間でした」と振り返っていた。

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