2023年02月10日号 Vol.439

阪上眞澄
オンライン個展とグループ展

ニューヨークをベースに活動するコンテンポラリー・アーティスト阪上眞澄(さかがみ・ますみ)が、オンラインで個展を開催。阪上は、奈良教育大学で特別教員養成課程(特別書道)を修了。奈良の県立高校で書道科教諭として20年近く勤務後、活動の拠点をニューヨークに移す。現在はアーティストとして作品を発表している。


阪上のアートは、書法芸術をベースに線で、墨と和紙が織りなす調和で表現しているのが特徴。墨を意図的に落としたり、ぶつけたりせず、あくまで線を、書線を主体としている。オンライン個展は「ウォルター・ウィックサー・ギャラリー(Walter Wickiser Gallery)」で開催。タイトルは「Quantum expression(量子の表現)」。阪上は「筆で線を描き、その微妙なタッチに、私が私であったことを、私の粒子とエネルギーがここにあることを、この世界の片隅へ記録しようとしています」と語る。

グループ展「When Thoughts Become Experience」はPS122ギャラリーで開催。ニューヨーク市が助成金を出し、7人のアーティストを選出。1年間のスタジオプロジェクトを経て今回の開催となった。

★オンライン個展「Quantum expression」
●2月17日(金)まで
https://www.walterwickisergallery.com

★グループ展「When Thoughts Become Experience」
●2月19日(日)まで 土・日1:00pm~6:00pm
●PS122Gallery:150 1st Ave.
●入場無料
https://ps122gallery.org


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